
今回は、企業様が監査法人のショートレビュー(以下「ショートレビュー」に対して抱きがちな「誤解」を解き、この機会を最大限に活かすための心構えと準備について解説いたします。
「課題のない会社」はわずか
ショートレビューと聞くと、「すべて完璧に整備しておかなければ監査契約を断られてしまうのでは…」と不安に思われる経営者様も少なくありません。
しかし、ご安心ください。ショートレビュー実施後に提出される報告書は数十ページにも及び、そこには上場に向けて今後解決すべき課題がしっかりと記載されています 。つまり、ショートレビューは「できているか」を採点する場ではなく、「今後できるようになるために、何が課題か」を専門家の目線で明確にするためのプロセスなのです。
監査法人が見ているのは「今後の改善ポテンシャル」
では、監査法人はショートレビューを実施して何を確認しているのでしょうか。それは、「今後、自ら課題を解決し、上場企業としての管理体制を構築していく力(ポテンシャル)があるか」です。
例えば、監査法人が一番気にする箇所である「決算処理体制」においても 、現時点で上場水準の会計処理が完璧にできていなくても構いません。重要なのは、現在の税務会計と財務会計の相違を理解し 、今後は取引の事実に基づく「発生主義」を適用して内部統制を構築していく必要がある、という課題を会社側が正しく認識できているかどうかなのです 。
最大の対策は「隠さないこと」と「誠実な姿勢」
ショートレビューの実効性を高めるためには、自社を良く見せようと課題を隠すのは逆効果です。重要なのは、監査法人がショートレビューしやすい状態を作っておくこと、そして何より一番大事なのは、「経営者が誠実に経営すること」です。
自社の現状から目を背けず、前向きに改善に取り組む透明性の高い対応こそが、監査法人の自社及び経営者に対する心証を良くし 、スムーズなIPO準備へと繋がります。
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