株式会社ALiNKインターネット 新規上場承認
2019年11月6日に株式会社ALiNKインターネットの東証マザーズ市場への上場が承認されましたので、概要などをまとめました。
主な事業は天気予報専門サイト「tenki.jp」の運営で、直近の業績は売上6.9億円となっています。
【会社名】:株式会社ALiNKインターネット
【事業内容】:天気予報専門サイト「tenki.jp」の運営
【上場承認日】:2019年11月6日
【上場日】:2019年12月10日
【上場市場】:東証マザーズ市場
【想定時価総額】:約31億円(一株想定1,470円)
【調達予定額】:8.5億円(一株想定1,470円)
【業績】:
2019年2月期 売上6.9億円 経常利益 3.4億円
2018年2月期 売上4.5億円 経常利益 2.0億円
2016年9月期 売上3.7億円 経常利益 2.5億円
【主幹事証券】:野村證券
【監査法人】:EY新日本有限責任監査法人
【従業員持株会】:なし
【ストックオプション】:あり
(2017年10月、取締役2名、※従業員6名に付与)
※6名のうち2名は退職により権利を喪失
【沿革】:
2013年、株式会社ALiNKインターネットを設立
2013年、日本気象協会と業務提携契約を締結
2015年、天気予報専門メディア「tenki.jp」のAndroid版アプリをリリース
2017年、iOS、Android版の課金アプリ「tenki.jp 登山天気」をリリース
2018年、アドネットワーク事業を行う株式会社アトモスを吸収合併
【特徴】:
・創業メンバーは株式会社ありんくにて、2008年から天気予報専門メディア「tenki.jp」の運営を開始
・元々は、1997年に日本気象協会が中心に運営していた「防災気象情報サービス(tenki.jpの原形)」の営業支援を始めたことがきっかけであり、株式会社ありんくの持つ権利義務を株式会社ALiNKインターネットに引き継いだ形である
・同社の特徴は、従業員数わずか9名で年間40億PVを超える規模のサービスを運営している点
・主な収益源は、tenki.jpの各ページに掲載される広告収入である
・広告収入の収益を拡大するため、広告運用を内製化。0.01円単位での※広告チューニングを行っている。
・また、広告単価や広告配信比率を気象データを加味した独自のアルゴリズムで運用できる体制を構築しており、天候変化に連動して広告を調整することで収益性の向上を目指している
※広告チューニング:広告の効果を最適化すること。例えば、入札制を採用している広告において、入札単価の高い広告を上位表示し、入札単価の低い広告を下位表示すること
*いずれも「新規上場申請のための有価証券報告書」と同社ホームページを参考にしました。