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IPOコラム
2社の事例から読み解く、TOKYO PRO Marketを活用した成長戦略とは!?
近年、TOKYO PRO Market(TPM)の注目が高まってきております。
実際に、船井総研がJ-Adviser資格を取得して以降、TPMのお問い合わせが急増しております。
しかしながら、お問合せの中で「結局のところ、TPM上場の目的は何か?」というご質問を多くいただきます。
おそらく、この質問の背景には、TPMの特徴として株式の流動性が低いため、
一般市場のような新規上場に伴う資金調達が見込まれないというTPMのイメージがあると考えられます。
そこで、今回は、資金調達の観点で敬遠されがちなTPMのイメージを払拭するような
TPMを活用した成長戦略の事例をご紹介いたします。
1 株式会社マルク(2019年3月TPM上場)
障がい者就労支援A(雇用型事業)放課後等デイサービス事業を展開されている株式会社マルク様は、TPM上場後に上場企業としての信用力を活かして、事業規模の拡大に成功された事例になります。
2019年12月に開催した弊社の研究会にもご登壇いただいておりまして、
今回はその際に同社の代表取締役の北野様にご講演いただいた内容をもとに、
ご紹介させていただきます。
TPM上場後は、新卒採用において内定辞退の減少や、地元での知名度の向上などのTPMの上場の効果を実感されたそうです。
売上高も右肩上がりに成長しております。
(2019年3月にTPM上場)
2018年8月期:255百万円
2019年8月期:302百万円
2020年8月期:337百万円(前年度比111%増)
2021年8月期:428百万円(前年度比127%増)
2 株式会社ニッソウ(2018年2月TPM上場)
不動産リフォーム事業を営む株式会社ニッソウ様は、TPMを活用したステップアップ上場に成功された事例になります。
2018年2月にTPM上場後、2020年3月に名古屋証券取引所セントレックス市場(現:ネクスト市場)にステップアップ上場されております。
2021年8月に開催した弊社の研究会にもご登壇いただいておりまして、
今回はその際に同社の代表取締役の前田様にご講演いただいた内容をもとに、
ご紹介させていただきます。
TPM上場を経験できたことで、上場準備そのものや上場後の開示資料の作成を練習することができ、セントレックスへのステップアップ上場のための良い機会だったと振り返られておりました。
さらに、TPM上場は決して目標とする上位市場への上場時期を遅らせるものではなく、
上位市場への実現を叶える手段であるとおっしゃっておりました。
TPM上場からの業績をみてみても、毎期成長しております。
・2018年7月期
完成工事高:1,822百万円 経常利益:96百万円
・2019年7月期
完成工事高:2,214百万円 経常利益:161百万円
・2020年7月期
完成工事高:2,729百万円 経常利益:186百万円
・2021年7月期
完成工事高:2.880百万円 経常利益:158百万円
以上2社の事例からTOKYO PRO Marketを活用した成長戦略をご紹介いたしました。
下記Youtube動画にて、TOKYO PRO Marketの成長戦略について解説しております。
是非ご覧ください!
⇒https://www.youtube.com/watch?v=lD0lq-El-54
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