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IPO支援コラム
IPOに成功する企業・失敗する企業
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よくある質問に「IPO準備を進めても、IPOできない場合の理由は?」とよく聞かれます。
IPO準備のステージにもよりますが、一般的には、事業が予定通りに成長せず、業績が一定水準に満たずに足踏みしてしまう、IPOを断念するということが多いです。
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はじめに
よくある質問に「IPO準備を進めても、IPOできない場合の理由は?」とよく聞かれます。
IPO準備のステージにもよりますが、一般的には、事業が予定通りに成長せず、業績が一定水準に満たずに足踏みしてしまう、IPOを断念するということが多いです。
ただし、正確には、IPO準備のステージによって、何をもってIPOできない、と判断するか回答が異なってきます。
ある漫画の有名なセリフにもある「諦めたらそこで試合終了ですよ」のように、IPO準備自体は進めることができます、最終的にIPOを諦めるか否かは、経営者の意思決定次第になります。
上場会社の現状からみるIPO市場
コロナ禍において、IPO市場にも少なからず影響はあります。特に2020年は一時期、株式市場が低迷したことを要因に新規上場承認を取り消す企業が続きました。
ただ、2021年は、6月末時点での新規上場企業数、新規上場承認数から想定すると、数年ぶりに新規上場企業数が100社を超える勢いです。
上場企業(3月期企業)の業績も、全体の4分の1にあたる577社が2021年4~6月期に純利益が最高だったと報道されました。(日本経済新聞「上場4社に1社最高益4~6月、外需・素材高が追い風」)。
日経平均自体も、コロナ前よりも高い水準にあることもあり、業績が順調に伸びている会社の新規上場(IPO)は今後も続くものとみられます。
IPOを目指すことを諦める理由
IPO準備のステージによらず「IPOできない理由は」の回答は、社長(経営者)がIPOを目指すことを諦める、と決断した場合です。
では、なぜ、そのような決断に至るのでしょう。
・業績が想定通りに伸びない
・証券会社や証券取引所の審査が通らない
・監査法人から適正意見が表明されないなどの理由で当初想定したスケジュール通りにIPOができない、
ということになった場合に、あきらめずにIPO準備を継続することができるか否かになります。
ただ、IPO準備を継続できない理由としては、
・IPO準備にかかる費用の負担が重くなった
・本業の業績が伸びないだけでなく根本的に立て直す必要がある
・IPO準備のために中途採用を行ったところ組織がうまく回らなくなった
・IPO準備による体制変更により古参メンバーが退職した
などの理由でIPO準備をいったんストップし、そのままIPOを断念することも珍しくありません。
まとめ
根性論のようになりますが、「諦めたらそこで試合終了ですよ」をIPO準備企業向けに言い換えると「社長(経営者)がIPOを諦めないということが大事」となります。
そのためには、予定通りにIPOできた企業から学ぶことも大事ですが、「なぜIPO準備を継続することができたのか」を、10年以上IPO準備を続けてIPOした企業の事例から学ぶのも非常に大事です。過去のIPOした会社の事例からIPOできた企業と、IPOを断念した企業の違いを紹介するセミナー「IPOに成功する企業・失敗する企業」を実施いたしますので、「いずれはIPOしたい」が、まだ一歩目が踏み出せていない経営者の方はぜひご参加ください。
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/076555
【船井総合研究所 宮井 秀卓】
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