IPOコラム

株式会社ロココ IPO(新規上場)承認

大阪府に本社を置く株式会社ロココのスタンダード市場への上場が、2023年11月15日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社ロココ
【代表取締役社長】 長谷川一彦
【社員数】582人(連結)
【事業内容】ITアウトソーシング・BPOサービス及びシステム開発・保守・導入支援等
【HP】https://www.rococo.co.jp/
【上場承認日】2023年11月15日
【上場予定日】2023年12月20日
【上場市場】スタンダード市場
【業績】2022年12月期(連結)
 売上高6,929,026千円
 経常利益698,880千円
【主幹事証券】野村證券株式会社
【監査法人】PwC Japan 有限責任監査法人

【特徴】
海外連結子会社3社との計4社により構成されており、主にITO&BPO事業、クラウドソリューション事業を展開しております。継続的に行っているエンジニア常駐によるIT運用支援及びソフトウエアの開発・販売は概ね堅調に推移し、イベントサービス事業は新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和により売上が順調に回復し、ServiceNow事業においては企業におけるDX推進の流れを受け好調に推移した結果、直前期である2022年12月期は売上高が6,929百万円(前年同期比9.9%増)、経常利益が698百万円(前年同期比71.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が453百万円(前年同期比40.4%増)となっております。

【株主構成】

株主構成としては、代表取締役社長である長谷川一彦氏の資産管理会社である株式会社イッシンが46.16%、長谷川一彦氏が22.72%、長谷川一彦氏の配偶者である長谷川裕美氏が3.55%、専務取締役である吉原美智代氏が3.49%、加藤芳男氏が1.78%、常務取締役である西本憲二氏が1.51%、取締役である河村博文氏が1.36%、専務取締役である長谷川昭次氏が1.07%、ロココ社員持株会が0.92%、専務取締役である長谷川正人氏が0.71%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去2回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

1994年6月       「情報と通信と人材」をより合理的かつ効果的にマネジメントし、企業に新しい価値を見出してもらうことを目的として、株式会社ロココを大阪府大阪市西区阿波座に設立
2005年8月子会社「上海楽科科軟件有限公司」を中国上海市に設立
2010年1月子会社「寧波楽科科信息技術有限公司」を中国浙江省に設立
2011年7月子会社「Rococo Global Technologies Corporation」をフィリピンマカティ市に設立
2014年11月朝日ソフトセンター株式会社並びにその子会社株式会社アイ・シー・ティー、その孫会社株式会社エス・エス・イー及びウイッシュ株式会社を取得(株式の取得によるグループの全持分の取得)
2015年10月株式会社アイ・シー・ティーが子会社のウイッシュ株式会社を吸収合併
2016年7月株式会社アイ・シー・ティーが株式会社ジー・インサイト及びその子会社株式会社リ・ボーンを取得(株式の取得によるグループの全持分の取得)
2016年9月株式会社エス・エス・イーが子会社「Global Support and Service for Entertainment」を設立
2017年7月子会社「朝日ソフトセンター株式会社」を「株式会社ロココビジネスソリューション」へ社名変更
2018年1月株式会社アイ・シー・ティーが子会社の株式会社ジー・インサイトを吸収合併
2019年1月子会社4社(株式会社アイ・シー・ティー、株式会社エス・エス・イー、株式会社ロココビジネスソリューション、株式会社リ・ボーン)を吸収合併
2019年4月子会社「Global Support and Service for Entertainment」 を 「Rococo Global Solutions Corporation」へ社名変更(現在清算手続中)
2021年8月寧波楽科科信息技術有限公司が上海楽科科軟件有限公司を吸収合併

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