IPOコラム

株式会社aero lab international(エアロラボインターナショナル) TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)新規上場申請を公表

大阪府に本社を置く株式会社aero lab international(エアロラボインターナショナル)のTOKYO PRO Marketへの上場が、2025年1月31日に公表されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社aero lab international(エアロラボインターナショナル)
【代表取締役社長】 鼓呂雲健造
【社員数】23人(連結)
【事業内容】航空機の販売及びその他付随する事業 
【HP】https://aerolab.jp/
【上場公表日】2025年1月31日
【上場予定日】2025年3月3日
【上場市場】TOKYO PRO Market
【業績】2024年3月期(連結)
 売上高2,134,456千円
 経常損失(△)△86,919千円
【J-Adviser】宝印刷株式会社
【監査法人】監査法人やまぶき

【特徴】
連結子会社1社との計2社で構成されており、航空機販売その他付随する事業を展開しております。

航空機販売事業では、中古の小型航空機を国内外で販売しております。同社が取り扱う航空機の仕入及び販売先は、ともに国内外の航空機所有者または航空機ブローカーであり、またそれらの仕入先及び販売先との間に紹介者を介して取引を行うこともあります。原則在庫の保有を行わず、航空機の売却希望者または購入希望者からのそれぞれ依頼を受けたのち、その航空機の購入希望者または売却希望者を探す手法をとっております。そのため、購入時は基本として顧客からの前受金により機体の仕入を行っております。

その他付随する事業では、航空機販売に付随して主に整備支援、運航支援を行っております。

大型の機体販売案件受注がかなわなかったことに加え、円安基調を受けて輸入販売が低調な推移となっております。その結果、直前期である2024年3月期の売上高は2,134,456千円(前年同期は2,588,395千円)、営業損失(△)は△93,394千円(前年同期は営業利益67,975千円)、経常損失(△)は△86,919千円(前年同期は経常利益77,280千円)、親会社株主に帰属する当期純損失(△)は△26,329千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益39,017千円)となりました。

【株主構成】

代表取締役社長である鼓呂雲健造氏が100%の株式を保有しております。

なお、ストックオプション制度は採用しておりません。

【沿革】

2014年4月航空機販売その他の付随事業を目的として、登記上の本店所在地を兵庫県神戸市として当社を設立
大阪府八尾市八尾空港にて格納庫を賃借して事業を開始
来客用施設として軽飲食・航空グッズを販売するパイロットショップを開設
2016年7月航空機用バッテリーの修理点検を事業目的として、関連技能を有する個人と共同で、株式会社aero lab NiCad
serviceを設立(出資比率50%)
2021年8月株式会社IHIエアロスペースと共同で革新的将来輸送システム(注1)の研究開発を開始
2023年2月 株式会社aero lab NiCad serviceを完全子会社化
2024年2月株式会社aero lab NiCad serviceが国土交通省の認定事業場として認定(注2)

(注1)革新的将来輸送システムとは、ロケット等の宇宙へのアクセス手段である宇宙輸送システムに関して、内閣府による宇宙基本計画を踏まえ研究開発が進められている将来宇宙輸送システムを指します。

(注2)認定事業場とは、航空機の修理改造等において、施設・人員・工程管理等の品質が航空法に基づく一定の基準に達していることを国土交通大臣が認定した事業場をいい、航空局の検査官に代わって、国による航空機の耐空証明検査等を代行して実施できる制度に基づくものを指します。

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