IPOコラム

株式会社伸和ホールディングス IPO(新規上場)承認

2023年1月にTOKYO PRO Marketへ上場した株式会社伸和ホールディングスの札幌証券取引所アンビシャス市場への上場が、2024年9月12日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社伸和ホールディングス
【代表取締役社長】 佐々木稔之
【社員数】112人(連結)
【事業内容】飲食事業として「炭火居酒屋炎」、物販事業としてお持ち帰り専門店「美唄焼鳥・惣菜炎」の展開、
冷凍加工食品の卸売
【HP】https://shinwa-holdings.co.jp/
【上場承認日】2024年9月12日
【上場日】2024年10月21日
【上場市場】札幌証券取引所アンビシャス市場
【業績】2024年3月期(連結)
 売上高5,871,694千円
 経常利益208,818千円
【主幹事証券】アイザワ証券株式会社
【監査法人】有限責任監査法人トーマツ

【特徴】
連結子会社1社との計2社で構成されており、北海道を中心とした飲食事業及び物販事業、全国の商社等を対象とした卸売事業を展開しております。連結子会社である株式会社エイチビーフーズは、飲食事業における酒類の仕入拠点となっております。

飲食事業としては、居酒屋業態の「炭火居酒屋 炎」、焼肉専門業態の「ホルモン一頭買い 牛乃家」、バル業態の「洋食バル 函館五島軒」、「生ソーセージバル レッカー」、フードコート業態の「ヒンナヒンナキッチン 炎」の5ブランドを直営方式にて店舗展開しています。また、物販事業としては、惣菜販売業態の「美唄焼鳥・惣菜 炎」、お持ち帰りとイートインの併合業態の「カレーハウス レッツゴーカレー」の2ブランドを直営方式にて店舗展開しております。卸売事業としては、冷凍加工食品の企画・製造・卸売販売を行っております。

飲食事業の店舗では、固定費の圧縮のための施策を継続的に講じるとともに、原材料価格の高騰を踏まえた自社工場における製造の効率化等、収益性の改善に向けた取り組みを推し進めております。また、飲食事業及び物販事業における販売及び店舗展開の強化、人材の確保及び育成を積極的に進めるとともに、卸売事業の拡充にも注力しております。以上の結果、直前期である2024年3月期の売上高は5,871,694千円(前年同期比9.6%増)、営業利益は188,758千円(前年同期比250.3%増)、経常利益は208,818千円(前年同期比23.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は140,094千円(前年同期比1.2%増)となりました。

【株主構成】

新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)に記載はありませんが、同社の「2024年3月期中間発行者情報」によりますと、代表取締役社長及び代表取締役副社長の個人資産管理会社である株式会社STTが46.15%、代表取締役社長である佐々木稔之氏が26.92%、代表取締役副社長である佐々木智範氏が26.92%、合同会社Sofficeが0.01%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去4回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2004年5月冷凍食品の卸売事業を行うべく、有限会社伸和の経営権を取得
2004年6月物流事業を行う会社として、有限会社伸和ロジスティックスを設立
2004年10月飲食事業を行う会社として、有限会社ベストフーズを設立
2006年8月株式会社伸和を設立し、有限会社伸和の冷凍食品の卸売事業を譲り受ける
2007年2月セントラルキッチン及び酒類卸専門の会社として、株式会社エイチビーフーズを設立
2011年2月洋菓子販売事業を行う会社として、株式会社スイーツセレクションを設立
2011年4月有限会社ベストフーズから株式会社ベストフーズに組織変更
2011年12月株式会社伸和から株式会社伸和ホールディングスに商号変更
2011年12月有限会社伸和ロジスティックスから株式会社伸和ロジスティックスに組織変更
2016年2月株式会社ベストフーズを株式会社伸和ホールディングスに吸収合併
2016年2月株式会社スイーツセレクションを株式会社伸和ホールディングスに合併
2016年2月株式会社伸和ロジスティックスを株式会社エイチビーフーズに吸収合併
2016年8月ロシアでの飲食事業を行う有限責任会社シンワを設立
2022年3月有限責任会社シンワ(ロシア連邦)の出資持分の全てを譲渡
2023年1月東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに株式上場

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