フラー株式会社 IPO(新規上場)承認

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更新日
執筆者船井総研 IPO支援室
コラムテーマ新規上場企業紹介
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フラー株式会社のグロース市場への上場が、2025年6月19日に承認されましたので、概要などをまとめました。

会社名 フラー株式会社
代表取締役社長 山崎将司
従業員の状況 175人(単体)
事業内容 スマートフォンアプリを中心としたデジタル領域全般における
事業開発コンサルティング・UI/UXデザイン・システム開発、アプリ利用データ分析等 
HP https://www.fuller-inc.com/
上場日 2025年7月24日
上場市場 グロース市場
売上高 1,517,907千円(2024年6月期)
経常利益 18,615千円(2024年6月期)
主幹事証券 株式会社SBI証券
監査法人 太陽有限責任監査法人

企業の特徴

フラー株式会社は、「デジタルパートナー事業」を展開しています。

主な顧客は、DX(デジタルトランスフォーメーション)やMX(モバイルトランスフォーメーション)に課題を抱える日本の大手企業です。

事業内容は、スマートフォンアプリ開発などを受託する「クライアントワーク」と、データ分析を行う「アプリ分析サービス」の2つに大別されます。「クライアントワーク」では事業開発コンサルティング、システム開発、UI/UXデザインをワンストップで提供。また、「アプリ分析サービス」では、自社の『App Ape』を用いてアプリ市場の利用動向データや個別分析レポートを提供し、顧客のビジネスを多角的に支援しています。

なお。2023年にも上場が承認されましたが、「未公表の重要事項に該当する恐れのある情報を株主に提供していた」として一度上場を中止した経緯があります。その時の記事は以下になります。

「フラー株式会社IPO(新規上場)承認取消」:https://ipo.funaisoken.co.jp/column/ipo/11953/

 

業績の前年の比較

2023年6月期 (千円) 2024年6月期 (千円) 前年同期比
売上高 1,507,326 1,517,907 100,7%
経常利益 108,591 18,615 △82.9%
当期純利益 122,007 28,777 △76.4%
※前年同期比は同社有価証券報告書をもとに株式会社船井総合研究所にて算出

株主構成

株式会社ヤプリ 352,400株(所有割合19.85%)
株式会社電通グループ 346,000株(所有割合19.49%)
渋谷修太氏(取締役会長) 198,991株(所有割合11.21%)
B Dash Fund 4号投資事業有限責任組合 146,630株(所有割合8.26%)
いばらき新産業創出ファンド投資事業有限責任組合 90,000株(所有割合5.07%)

沿革

年月 出来事
2011年11月 茨城県つくば市でインターネットサービスの企画・開発を事業目的として
FULLER(旧会社名)創業、渋谷修太氏が代表取締役に就任
2012年9月 自社提供のスマートフォン端末管理アプリ「ぼく、スマホ」をリリース
2013年4月 「App Ape」の原型となる「アプリ分析レポート」サービスを開始
2013年5月 本社オフィスを茨城県守谷市へ移転
2014年10月 本社オフィスを千葉県柏市へ移転 (現在の柏の葉本社)
2014年11月 アプリ分析ツール「App Ape」ダッシュボードをリリース
2016年11月 会社名をフラーに変更
2017年1月 新潟県新潟市中央区に新潟拠点を開設
2017年5月 cite_start長岡花火財団と共同で「長岡花火公式アプリ」をリリース (クライアントワークの第1号案件)
2020年9月 渋谷修太氏が代表取締役会長、山崎将司氏が代表取締役社長にそれぞれ就任
2020年11月 新潟拠点を新潟県新潟市中央区、同区内で移転
2020年11月 登記上の本店を新潟拠点に移転、柏の葉本社と新潟本社の二本社体制へ
2021年4月 フラーの魅力を発信するオウンドメディア「フラーのデジタルノート」を開始
2022年5月 ISO/IEC 27001 (ISMS) 認証を取得
2024年6月 cite_startヤプリ及び電通グループが大株主となる
2024年6月 cite_startヤプリ及び電通グループのグループ企業との間で業務提携を開始
2024年9月 渋谷修太氏が取締役会長となり、代表者を代表取締役社長山崎将司氏のみとする

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執筆者 : 船井総研 IPO支援室

中堅・中小企業のIPO支援に特化した専門家集団です。証券会社出身者等の知見を活かし、具体的な実行プランの策定から審査通過まで一貫して伴走。優先順位を明確にした支援で、確実な上場実現をサポートします。