IPOコラム

株式会社FPパートナー(エフピーパートナー)  IPO(新規上場)承認

株式会社FPパートナーのグロース市場への上場が、2022年8月18日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】:株式会社FPパートナー(エフピーパートナー)
【代表取締役】:黒木 勉
【社員数】:2,245人(単体)
【事業内容】:個人及び法人向けの保険代理業、金融商品仲介業、銀行代理業
【HP】:https://fpp.jp/
【上場承認日】:2022年8月18日
【上場予定日】:2022年9月22日
【上場市場】:グロース市場
【業績】:
2021年11月期 (単体)
売上高:20,919,827千円
経常利益:1,814,394千円
【主幹事証券】:大和証券株式会社
【監査法人】:PwC京都監査法人

【特徴】
 株式会社FPパートナーは、個人及び法人顧客向けにファイナンシャルプランニングを行う保険代理業を主たる業務としております。保険代理業として、生命保険会社、損害保険会社合計32社の商品を個人顧客及び法人顧客に販売しており、対面やオンラインによる相談・商品説明・契約手続きからアフターフォローまで対応しております。

 株式会社FPパートナーの特徴的な点として、保険募集における見込み顧客開拓と保険商品販売の分業化が挙げられます。見込み顧客開拓において、自社集客だけでなく、他の事業会社との業務提携や、公式LINEアカウントを含むサービスサイトを経由した集客など多様な方法を行うことで、営業社員の開拓スキルといった属人的要因だけに頼らない見込み顧客の獲得を実現しております。
 また、基幹システムの自社開発体制も特長のひとつです。主に営業社員が使用するスケジュール管理、顧客情報管理、商談記録の保存といったセールス系システムを自社開発しております。加えて、自社及び提携企業から相談申込をした顧客との面談アポイントを自動的にマッチングする機能も有しており、顧客が希望する日時・場所に対応可能な営業社員を即時に選定することが可能となります。
 上記の取り組みの結果、直前期である2022年11月期は、緊急事態宣言やまん延防止重点措置が断続的に続くなか売上高計画値を達成し、20,9億19百万円(前年同期比20.9%増)、経常利益は1,8億14百万円(前年同期比152.4%増)、当期純利益は1,2億24百万円(前年同期比188.4%増)となりました。 なお、直前々々期(n-4期)の売上高は13,4億06百万円、経常利益▲8百万円でした。
 また、社外取締役である井阪喜浩氏は前職において、株式会社東京証券取引所の常務執行役員、株式会社大阪取引所の常務執行役員、株式会社日本取引所グループの顧問を経た後に株式会社FPパートナーの社外取締役に就任しております。

【株主構成】
 主要株主は、黒木勉氏の資産管理会社である合同会社FPコンサルティングが46.73%、代表取締役である黒木勉氏が42.06%、小川実氏が6.54%、黒木勉氏の配偶者である黒木真澄氏が4.67%となっております。
 またストックオプション制度を採用しており、過去1回の新株予約権を発行しております。

【沿革】
2009年12月 生命保険会社の保険代理業を目的として、
あんしんFP株式会社〔資本金5,500千円〕として設立
2013年4月 東京都千代田区神田東松下町に本社を移転
2013年12月 あんしんFPパートナー株式会社に商号変更
2014年4月 株式会社FPパートナー(2011年8月11日設立、株式会社FPパートナーとは
      別会社)と合併
2017年10月 保険のビュッフェ株式会社及びインシュアランスポート株式会社を合併し、
「保険のビュッフェ」 を屋号とする
2017年12月 株式会社FPエージェントとの 合併により、株式会社FPパートナーに商号変更
2018年3月 東京都新宿区新宿のJR新宿ミライナタワーに本社移転
2019年3月 東京都文京区後楽に本社移転
2019年10月 「保険のビュッフェ」から「マネードクター」に屋号変更
2020年3月 埼玉西武ライオンズとオフィシャルスポンサー契約を締結
2022年3月 auじぶん銀行株式会社と銀行代理業務委託契約を締結。住宅ローン商品の
      取り扱いを開始

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