新規上場(IPO)の
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IPOコラム
マイクロ波化学株式会社 IPO(新規上場)承認
マイクロ波化学株式会社のグロース市場への上場が、2022年5月19日に承認されましたので、概要などをまとめました。
【会社名】:マイクロ波化学株式会社
【代表取締役社長】:吉野巌
【社員数】:50人(単体)
【事業内容】:
- マイクロ波化学プロセスの研究開発及びエンジニアリング
- マイクロ波化学プロセスを活用した製品製造における合弁事業、ライセンス事業
- マイクロ波化学プロセスを活用した製品の製造・販売
【HP】:https://mwcc.jp/
【上場承認日】:2022年5月19日
【上場予定日】:2022年6月24日
【上場市場】:グロース市場
【業績】:
2021年3月期 (単体)
売上高:458,026千円
経常損失:355,599千円
【主幹事証券】:SMBC日興証券
【監査法人】:太陽有限責任監査法人
【特徴】
従来の多くの化石燃料が使用される製造業の伝熱プロセスから再生可能エネルギー由来の電気を用いたマイクロ波プロセスへとシフトさせる技術プラットフォームを提供しております。マイクロ波プロセスを用いることは、SDGS・ESGの観点でも、世界的に注目されています。地球温暖化などの環境問題解決のために、顧客の抱える課題に応じて、研究開発からエンジニアリング・製造支援までをワンストップでソリューションとして提供しております。
コロナ禍により新規案件獲得のための営業活動が停滞し、新規引き合い件数が減少したことに加え、積極的な研究開発に係る事業投資を図った結果、直前期である2021年3月期は、売上高が458,026千円(前事業年度は1,052,303千円)、経常損失が355,599千円(前事業年度は経常利益27,594千円)、営業損失が348,382千円(前事業年度は営業利益28,173千円)、当期純損失が1,036,391千円(前事業年度は当期純利益32,523千円)となっております。
関係会社であるティエムティ株式会社とは特許・ノウハウライセンス契約を締結しており、同社との取引は関連当事者取引に該当するため、当該取引について新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)【関連当事者情報】1.関連当事者取引に記載されております。
【株主構成】
株主構成としては、UTEC2号投資事業有限責任組合が19.84%、ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合が14.28%、株式会社INCJが12.58%、代表取締役社長である吉野巌氏が9.86%、取締役である塚原保徳氏が9.46%、業務委託契約を締結している三井化学株式会社が5.13%となっております。
ストックオプション制度を採用しており、取締役延べ9名、従業員延べ124名に計5回の新株予約権を発行しております。
【沿革】
2007年8月 マイクロ波環境化学株式会社を設立
2011年11月 マイクロ波化学株式会社へ社名変更
2015年3月 太陽化学株式会社とマイクロ波技術を使用したショ糖エステル製造に係る
合弁契約を締結
2015年4月 太陽化学株式会社と合弁会社であるティエムティ株式会社を設立
ティエムティ株式会社とマイクロ波技術を使用したショ糖エステル製造に係る特許・ノウハウライセンス契約を締結
2017年9月 三井化学株式会社と業務提携契約を締結
2018年3月 ぺプチスター株式会社と「ペプチド医薬品製造」にかかる装置供給契約を締結
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