株式会社Finatextホールディングス IPO（新規上場）承認

新規上場承認　株式会社Finatextホールディングス
株式会社Finatextホールディングス のマザーズへの上場が、2021年11月16日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】：株式会社Finatextホールディングス
【代表取締役社長CEO】：林 良太
【社員数】：152人(連結)
【事業内容】：証券・保険ビジネス向けクラウド基幹システムの提供及びデータ解析・
サービス開発支援
【HP】：https://hd.finatext.com/
【上場承認日】：2021年11月16日
【上場予定日】：2021年12月22日
【上場市場】：マザーズ
【業績】：
2021年3月期　(連結)
売上高：2,751,375千円
経常利益：△757,610千円
【主幹事証券】：大和証券株式会社
【監査法人】：PwCあらた有限責任監査法人

【特徴】
金融サービス提供者向けに、従来に比べ、導入及び運用の低コスト化、短期間化、少人数化を実現したSaaS型クラウド基幹システムを提供しております。
①金融インフラストラクチャ事業
金融サービスを運営する上で必要となるSaaS型の基幹システムを、金融サービスを提供した
いと考える新規参入事業者や新しい基幹システムの採用を考えている金融機関向けに提
供
②フィンテックソリューション事業
金融機関向けのデジタルトランスフォーメーション及びデジタルマーケティングの支援
③ビッグデータ解析事業
ビックデータを保有する金融機関や事業会社に向けて、データ解析結果の販売やビックデー
タを活用したマーケティングや業務効率向上の支援

2021年3月期では、金融機関向けのデジタルトランスフォーメーション及びデジタルマーケティングの支援は新型コロウイルス感染症拡大の影響で海外旅行の需要が著しく減少し、取引高が大幅に減少しております。一方、クラウド基幹システムを提供する金融インフラストラクチャー事業は少額短期保険ビジネスの開始や新規獲得数の増加により売上高拡大に寄与しております。
2021年3月期の売上高は2,751,375千円(前年同期比1,043,905千円増加)、営業損失は633,019千円、経常損失は757,610千円(前年同期比9,101千円増加)となっております。

【株主構成】
主要株主は代表取締役社長CEOの林良太氏が38.12%、資本業務提携先のauフィナンシャルホールディングス株式会社が12.78%、UTEC３号投資事業有限責任組合が11.56%、ジャフコSV５共有投資事業有限責任組合が9.98%、取締役CFOの伊藤 祐一郎氏が3.59%となっております。また同社は4回ストックオプションを付与しております。

【沿革】
2013年12月 東京都千代田区西神田に「株式会社Finatext」を設立
2016年8月 株式会社ナウキャストを株式交換により完全子会社化し、
機関投資家に対するビッグデータ解析事業へ参入
2016年12月 英国における金融サービスの開発・運営を目的として、
子会社Finatext UK Ltd.を設立
2017年3月 証券プラットフォームサービスの開発・運営準備を目的として、
子会社株式会社スマートプラスを設立
2017年11月 株式会社大和証券グループ本社及び大和証券株式会社と資本業務提携を締結。
株式会社大和証券グループ本社が子会社株式会社スマートプラスに出資
2018年7月 金融デジタル接点の強化及びビッグデータを活用した
金融サービスの提供のため、KDDI株式会社と資本業務提携
2018年8月 Travel FX Ltd.を株式取得により子会社化
2018年8月 Mortgage FX Ltd.を株式取得により子会社化
2018年12月 株式会社Finatextホールディングスへ商号変更
新設分割により株式会社Finatextを設立して持株会社体制へ移行
2019年4月 保険プラットフォームサービスの開発・運営準備を目的として、
子会社スマートプラス少額短期準備株式会社を設立
2019年8月 株式会社Ｋ－ＺＯＮＥを株式取得により子会社化
2020年9月 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と資本業務提携を締結。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が
子会社スマートプラス少額短期保険株式会社に出資
2020年11月 経営資源の集中のため、Travel FX Ltd.の全株式を売却
経営資源の集中のため、Mortgage FX Ltd.の全株式を売却