IPO支援コラム

2021年1月∼9月末のTOKYO PRO Market上場企業

2021年9月末時点のTOKYO PRO Market上場企業数

TOKYO PRO Market(以下、TPM)への上場企業数は、2017年から上昇傾向にあり、2021年9月末時点ですでに9社が上場しています。

(出典:船井総研作成資料)
 

各社の役員構成

2021年9月末時点でTPMに上場した各企業の役員構成は以下の表の通りです。

(特定証券情報(発行者情報)より当社調べ)
 
各社役員構成を見ていただくと、社外取締役を選任している企業は9社中5社、社外監査役を選任している企業は9社中8社であることが分かります。また、常勤監査役を選任しているのは9社中7社となっています。
社外取締役、社外監査役を選任する必要がある理由としては、TOKYO PRO Marketにおいては独立社外取締役の選任は任意となっておりますが、各証券取引所がガバナンス強化の目的で「一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役又は社外監査役」である独立役員届書の提出を義務付けるようになったことが背景にあると考えられます。
 

J-Adviserとの契約時期

J-Adviserとの契約時期は以下の表の通りです。(上場時の「特定証券情報
(発行者情報)を元に確認できた企業のみ記載しています)

各社の契約時期を見ていただくと、上場日の1~2年前に契約しており、直前期に契約しているケースも多数みられます。ただ、J-Adviser契約前からコミュニケーションをとりながら上場準備を進めていたことが想定されるため、直前々中にはJ-Adviserとコンタクトをとって進める必要があります。
 

まとめ

2021年上半期にTPMへ上場した企業数や実際に上場した企業の役員構成とJ-Adviserと契約したタイミングについてまとめました。
今後TOKYO PRO Marketを目指す際に、本コラムが参考になれば幸いです。