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IPO支援コラム
株式会社QDレーザ IPO(新規上場)承認
新規上場承認 株式会社QDレーザ
2020年12月28日に株式会社QDレーザの東証マザーズへの上場が承認されましたので、概要などをまとめました。
主な事業は半導体レーザ、網膜走査型レーザアイウェアおよびそれらの応用製品 の開発・製造・販売です。
【会社名】:株式会社QDレーザ
【代表取締役】:菅原 充
【年齢】:63歳
【社員数】:55人
【事業内容】:
レーザ技術を用いた製品の開発・製造・販売
レーザデバイス事業とレーザアイウェア事業を展開
【上場承認日】:2020年12月28日
【上場予定日】:2021年2月5日
【上場市場】:東京証券取引所マザーズ
【業績】:
2020年3月期(単体)
売上高:756,633千円
経常損失:1,225,739千円
【主幹事証券】:SMBC日興証券
【監査法人】: EY 新日本有限責任監査法人
【特徴】
創業者である菅原充氏が富士通株式会社および国立大学法人東京大学との産学共同の開発体制の下、量子ドットレーザ技術開発の先駆者としてスタート。
経常損失という状況のなかで、2020年12月28日に上場承認。
筆頭株主は東京センチュリーで、創業者である菅原充氏の持ち分は5.17%。
レーザデバイス事業は認定顧客数を毎年20%増加とし、レーザアイウェア事業は累計販売10万台・年間生産5万台と事業別に指標を定めています。海外を含めた販売ルートの開拓をする計画です。
【沿革】
2006年4月 富士通株式会社と三井物産株式会社のベンチャーキャピタル資金を活用して、富士通株式会社の量子ドットレーザ技術に基づく光デバイスのベンチャー企業として、東京都千代田区に株式会社QDレーザ(資本金10,020千円)を設立
2006年6月 国立大学法人 東京大学と「量子ドットの結晶成長技術に関する研究」で共同研究契約締結
2010年4月 業務拡大に伴い、本社を神奈川県川崎市川崎区に移転
2010年9月 光通信用1240-1310nm 量子ドットレーザを世界で初めて実用量産化し、QLF1339シリーズとして商品化
2011年4月 単一モード発振特性に優れた1030-1180nm 材料加工・センサ用DFBレーザをQLD106xシリーズとして商品化
640-785nm 高出力レーザ(モニタPD付き)をQLF063xシリーズとして商品化
2012年1月 ISO9001認証取得
2013年3月 532, 561, 594nm 小型可視レーザモジュールをQLD0593シリーズとして商品化
2014年2月 1064nm 400mWのDFBレーザモジュール開発
2014年4月 波長1μm帯DFBレーザモジュール搭載ピコ秒パルスドライバーボードを商品化
2015年9月 臨床試験実施の目的で、ドイツエッセン市に非連結子会社QD Laser Deutschland GmbH(資本金25,000EUR)を設立
2018年4月 レーザアイウェア事業の開発拠点拡張に伴い、神奈川県川崎市幸区に新川崎オフィスを設置
2018年7月 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® Display」販売開始
2019年10月 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® DisplayⅡ」発表・受注開始
EN ISO13485認証取得
2019年12月 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® DisplayⅡ」販売開始
2020年1月 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA® メディカル」が新医療機器として製造販売承認を取得
2020年9月 RETISSA® Displayシリーズ累計450台出荷達成
2020年10月 富士通エレクトロニクス株式会社(注)とRETISSA®シリーズに関する販売代理店契約を締結
メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティックと業務提携
参天製薬株式会社とRETISSA® メディカルの販売支援契約を締結
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