IPOコラム

キオクシアホールディングス株式会社 IPO(新規上場)承認

キオクシアホールディングス株式会社のプライム市場への上場が、2024年11月22日に承認されましたので、概要などをまとめました。

同社は2020年9月28日に上場延期を発表し、同日、東京証券取引所から上場承認の取消しを受けております。

【会社名】  キオクシアホールディングス株式会社
【代表取締役社長】 早坂 伸夫
【社員数】15,249人(連結)
【事業内容】メモリ及び SSD 等関連製品の開発・製造・販売事業等を営むグループ会社の経営戦略策定及び管理
【HP】https://www.kioxia-holdings.com/ja-jp/top.html
【上場承認日】2024年11月22日
【上場日】2024年12月18日
【上場市場】プライム市場
【業績】2024年3月期(連結)
 売上収益1,076,584百万円
 営業損失(△)△252,698百万円
【主幹事証券】三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、野村證券株式会社
【監査法人】PwC Japan 有限責任監査法人

※キオクシアホールディングス株式会社は国際会計基準(IFRS)に則って連結財務諸表を作成しているため、経常利益(損失)は記載しておりません。

【特徴】
連結子会社22社(国内7社、海外15社)及び関連会社等6社(国内4社、海外2社)により構成されており、メモリ及び関連製品の製造、販売、研究開発、その他サービスを行っています。事業セグメントは「メモリ事業」の単一セメントであり、メモリ製品の開発・製造・販売おこなっています。

販売価格の大幅な下落や生産調整による未稼働製造費用の影響などによって、2024年3月期の売上収益は1,076,584百万円(前年同期は1,282,101百万円)、営業損失(△)は△252,698百万円(前年同期は△99,015百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失(△)は△243,721百万円(前年同期は△138,133百万円)となりました。

【株主構成】

株主構成としては、株式会社東芝が39.68%、BCPE Pangea Cayman, L.P.が25.31%、BCPE Pangea Cayman2, Ltd.が14.60%、BCPE Pangea Cayman 1A, L.P.が9.15%、BCPE Pangea Cayman 1B, L.P.が5.85%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去10回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2019年3月東芝メモリ株式会社(現キオクシア株式会社)からの単独株式移転により、東芝メモリホールディングス株式会社
(現キオクシアホールディングス株式会社)を設立
2019年6月株式会社日本政策投資銀行に対する非転換社債型優先株式の発行及び金融機関からのシンジケートローンによる
資金調達を実行
2019年8月ストレージクラスメモリ「XL-FLASH™」のサンプル出荷開始
新しいリムーバブルPCIe®/NVMe™メモリデバイス「XFMEXPRESS™」を開発
台湾・LITE-ON社のSSD事業の買収計画を公表
2020年3月キオクシア株式会社は、東芝中国社より、キオクシア中国社の株式を譲受、完全子会社化キオクシア株式会社は、
東芝電子部品(上海)社の保有株式を全て東芝デバイス&ストレージ株式会社に売却
2020年7月キオクシア株式会社は、台湾・LITE-ONテクノロジー社の子会社であるSolid State Storage Technology
Corporationとその関係会社の全株式を取得
2021年4月キオクシア株式会社は、キオクシアアドバンスドパッケージ株式会社を吸収合併
2022年6月キオクシア株式会社は、東芝デジタルソリューションズ株式会社より、中部東芝エンジニアリング株式会社の
株式を譲受、完全子会社化、キオクシアエンジニアリング株式会社に社名変更
2023年6月横浜テクノロジーキャンパスFlagship棟と新子安テクノロジーフロントの稼働開始
2023年8月キオクシアエネルギー・マネジメント株式会社をキオクシア株式会社からの会社分割により設立
2024年4月メモリ技術研究所を再編し、先端技術研究所を新設

【最新IPOコラム】