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IPOコラム
Chordia Therapeutics(コーディア セラピューティクス)株式会社 IPO(新規上場)承認
神奈川県に本社を置くChordia Therapeutics(コーディア セラピューティクス)株式会社のグロース市場への上場が、2024年5月10日に承認されましたので、概要などをまとめました。同社はもともと2023年9月15日に東証グロース市場への上場を予定しておりましたが、2023年8月30日に新規株式公開(IPO)を延期すると発表しており、今回が2度目の上場申請となります。
【会社名】 | Chordia Therapeutics(コーディア セラピューティクス)株式会社 | |
【代表取締役】 | 三宅洋 | |
【社員数】 | 21人(単体) | |
【事業内容】 | RNA制御ストレスを標的とするがん治療薬の開発等 | |
【HP】 | https://www.chordiatherapeutics.com/ | |
【上場承認日】 | 2024年5月10日 | |
【上場予定日】 | 2024年6月14日 | |
【上場市場】 | グロース市場 | |
【業績】 | 2023年8月期(単体) | |
事業収益 | 2,500,000千円 | |
経常利益 | 225,761千円 | |
【主幹事証券】 | 株式会社SBI証券 | |
【監査法人】 | 有限責任あずさ監査法人 |
【特徴】
アンメットメディカルニーズの高いがん領域に特化した創薬研究を進めており、これまでになかった新しい作用機序を有する低分子の画期的医薬品(ファーストインクラス)の研究開発を行っています。
がんの新薬開発における臨床試験開始に向けての安全性試験や治験薬の製造の準備を進めた結果、直前期である2023年8月期の事業収益は2,500百万円(前事業年度は該当ありません)、営業利益は212百万円(前年同期は営業損失1,844百万円)、経常利益は225百万円(前年同期は経常損失1,776百万円)、当期純利益は223百万円(前年同期は当期純損失1,779百万円)となりました。
2023年8月の上場申請時には、野村證券株式会社を主幹事証券としておりましたが、今回の2度目の上場申請では株式会社SBI証券を主幹事証券としております。
【株主構成】
株主構成としては、武田薬品工業株式会社が14.71%、イノベーション京都2016投資事業有限責任組合が12.38%、New Life Science1号投資事業有限責任組合が10.27%、日本グロースキャピタル投資法人が7.86%、ジャフコSVS共有投資事業有限責任組合が7.18%となっております。
またストックオプション制度を採用しており、過去8回の新株予約権を発行しております。
【沿革】
2017年10月 | Chordia Therapeutics株式会社を設立 | |
2017年11月 | 武田薬品工業株式会社とライセンス契約を締結し、 4つのパイプラインの全世界での独占的に研究、開発、製造及び商業化する権利を獲得 | |
2017年11月 | 武田薬品工業株式会社、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、他数社を引受先とする 出資契約を締結 | |
2019年3月 | ジャフコ グループ株式会社、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、 他数社を引受先とする出資契約を締結 | |
2020年12月 | 小野薬品工業株式会社に対し、抗がん薬化合物CTX-177及びその関連化合物を 全世界で独占的に研究、開発、製造及び商業化する権利について、ライセンス契約を締結 | |
2022年5月 | 日本グロースキャピタル投資法人、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、 MEDIPALInnovation 投資事業有限責任組合、新生キャピタルパートナーズ株式会社、 及び日本ベンチャーキャピタル株式会社、シオノギファーマ株式会社を引受先とする 出資契約を締結 | |
2022年5月 | 株式会社メディパルホールディングスとの将来的な流通及び販売促進等における業務提携に関する基本合意書を締結 | |
2022年5月 | シオノギファーマ株式会社と低分子化合物の製造における協業に関する基本契約書を締結 | |
2023年2月 | 抗がん薬化合物CTX-712の米国での第1/2相臨床試験を開始 | |
2023年8月 | 抗がん薬化合物CTX-712の日本での第1相臨床試験の症例登録完了 |
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