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IPOコラム
【創業以来14期連続増収】商社・メーカー機能をあわせもった光・レーザー業界のプラットフォーマーの成長ストーリーとは!?
Table of Contents
0 はじめに
2023年7月にTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)へ新規上場した光響様は、商社・メーカー機能の両面をあわせもつ、光・レーザー業界のプラットフォーマーとして、創業以来14期連続増収で事業を成長させている企業であります。
また、同社は今後も増収継続を目指すだけではなく、2033年までに東証の一般市場への上場を目指すことを公言されております。
そこで、今回は同社の成長戦略の根幹と考えられるTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への新規上場について、解説いたします。
株式会社光響のIPOコラムをこちらの記事にてまとめております。
株式会社光響 TOKYO PRO Market新規上場申請を公表
1 株式会社光響とは
株式会社光響は、京都に本社を置き、光・レーザーに関する製品・商品の販売及びレーザー関連事業を展開しております。レーザー関連商品を海外及び国内のメーカーから仕入れ、企業及び大学・研究機関向けに販売する商社機能と、自社のオリジナルのレーザー製品を販売するメーカー機能の両面をあわせもちながらも、光・レーザーに関する専門メディアを運営しているため、光・レーザー業界のプラットフォーマーとしての地位を確立しております。
2 なぜTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)へ上場したのか
では、なぜ株式会社光響は、TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)へ上場したのでしょうか。同社はもともと東証の旧マザーズ市場(現グロース市場)への上場を目指していたそうですが、当時の業績では難しく、マザーズ市場への上場を断念したそうです。
上場準備を断念してから数年後に、TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への注目が高まっていることから、住村社長はTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への新規上場を目指すことを決断されました。
TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)は、グロース市場(旧マザーズ市場)やスタンダード市場のような一般市場と比較すると、以下の3点が特徴的であります。
①監査法人の監査証明が1期間のみ
一般市場では、2期の監査証明が必要であるため、一般市場と比較すると、時間やコストの面でも、負担が軽くなります。
②上場基準が形式基準のみ
一般市場の場合、時価総額や成長性などの数値基準が求められますが、TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)では数値基準はなく、内部管理体制を十分に構築していれば、上場することができます。
③オーナーシップの維持
TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)では、流通株式比率(オーナー等の会社関係者以外が保有する株式の割合)が上場基準となっていないことから上場時に株式を放出することなくオーナーシップを維持したまま、上場することができます。
実際に、同社が上場した際には、住村社長、住村社長の資産管理会社、住村社長のご親族のみが株主となっています。
このように、TOKYO PRO Marketで柔軟な制度設計という特徴を活用しつつ、上場企業としての信用力を最大限に発揮して自社の成長の原動力とするべく、TOKYO PRO Marketへの上場を決断されました。
以上、株式会社光響の事業成長の一つである上場戦略について、解説させていただきました。
この度、株式会社光響の上場戦略の立役者である取締役CFOの松永様にご登壇いただき、「なぜTOKYO PRO Marketへ上場したのか」「TOKYO PRO Marketへ上場すると、どのようなメリットがあるのか」を解説していただきます。
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