IPOコラム

笹徳印刷株式会社 IPO(新規上場)承認

愛知県に本社を置く笹徳印刷株式会社の東証スタンダード市場及び名証メイン市場への上場が、2023年8月18日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】             笹徳印刷株式会社
【代表取締役社長】 杉山昌樹
【社員数】441人(連結)
【事業内容】紙類及び包装資材の製版、印刷、加工並びに販売。出版物並びに宣伝広告媒体等の企画、編集、製作、販売。情報サービス事業並びにソフトウェアの企画、開発、製作、編集及び販売。
【HP】https://www.sasatoku.co.jp/
【上場承認日】2023年8月18日
【上場予定日】2023年9月22日
【上場市場】東証スタンダード市場、名証メイン市場
【業績】2022年6月期(連結)
 売上高12,373,824千円
 経常利益734,659千円
【主幹事証券】東海東京証券株式会社
【監査法人】監査法人東海会計社

【特徴】
連結子会社5社との計6社で構成され、印刷事業を展開しております。
パッケージング分野においては、脱プラスチックとCO2削減をキーワードとする環境配慮型パッケージとして森林認証紙やバイオマスプラスチックを利用した高付加価値パッケージの提供に注力し、コミュニケーション分野においては、デジタルメディアサービスが伸長したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響によるイベント関連の自粛や観光需要減少に伴う、販売促進関連の受注減少した結果、直前期である2022年6月期は売上高が12,373百万円(前年同期比4.4%増)、経常利益が734百万円(前年同期比108.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が551百万円(前年同期比100.1%増)となっております。

【株主構成】

株主構成としては、王子マテリア株式会社が28.02%、すぐるラボ株式会社が12.41%、国際紙パルプ商事株式会社が9.89%、杉山 妙子氏が6.20%、笹徳印刷グループ従業員持株会が5.38%、杉山 昭作氏が3.88%、DIC株式会社が3.76%、代表取締役会長である杉山 卓繁氏が3.66%、代表取締役社長である杉山 昌樹氏が3.51%、有限会社聡明が3.15%となっております。

またストックオプション制度を採用しておりません。

【沿革】

1950年7月     社名を合資会社笹徳紙器製作所から笹徳紙器印刷株式会社(現笹徳印刷株式会社)として法人組織を設立。
1952年4月本社商印加工グループの前身である中京紙業株式会社(1968年にマルワ製本株式会社に商号変更)を設立。(2018年当社に吸収合併。)
1963年12月社名を笹徳紙器印刷株式会社から笹徳印刷工業株式会社に変更。
1966年8月名古屋地区の製版工場として、三共製版株式会社(株式会社テクノスクリーンに商号変更)を設立。(2018年当社に吸収合併。)
1966年9月大阪市北区堂島に笹徳ピーエスピー株式会社(現株式会社サンライト)を設立。
1967年2月愛知県豊明市栄町寺前に包装紙の印刷を主体としたグラビア印刷株式会社(1970年商号変更)を設立。(2018年当社に吸収合併。)
1968年5月東京都板橋区前野町に新規新鋭機械を備えたワールド印刷工業株式会社(現関東工場)を設立。
1968年5月製版事業効率化のため、東京都中央区銀座に株式会社本州プロセスセンターを設立。
1974年5月笹徳ピーエスピー株式会社を株式会社サンライトに商号変更。
1984年4月FFS事業部の前身となる株式会社包装センターを愛知県豊明市に設立。
1988年1月グラビア製版を自社製造するため、株式会社サピックを愛知県豊明市に設立。
(2018年に吸収合併。)
1992年4月創業100周年を機にCI(コーポレートアイデンティティ)を導入し、新しい志を持つ企業として、笹徳印刷工業株式会社から笹徳印刷株式会社に社名と社章を変更。
1997年11月中国江蘇省無錫市に外貿無錫印刷廠と合弁による無錫世徳紙品印務有限公司を設立。
2004年11月中国無錫市に独資で、クリーン化総合印刷工場の世徳印刷(無錫)有限公司を資本金6億円で設立。
2013年12月インドネシアのジャカルタにPT.SASATOKU INDONESIAを設立。
2021年11月中国環境保護情勢の高まりにより、ハイテク機械設備導入を視野に入れた世徳印刷科技(無錫)有限公司を設立。

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