IPOコラム

株式会社JRC(ジェイアールシー) IPO(新規上場)承認

大阪府に本社を置く株式会社JRC(ジェイアールシー)のグロース市場への上場が、2023年7月5日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】         株式会社JRC(ジェイアールシー)
【代表取締役】 浜口稔
【社員数】331人(連結)
【事業内容】コンベヤ部品の設計・製造・販売
コンベヤ設備の運用改善・メンテナンス
ロボットを活用した自動設備などの設計・製造・販売  
【HP】https://www.jrcnet.co.jp/
【上場承認日】2023年7月5日
【上場予定日】2023年8月9日
【上場市場】グロース市場
【業績】2023年2月期(連結)
 売上高8,961,165千円
 経常利益1,270,202千円
【主幹事証券】SMBC日興証券株式会社、みずほ証券株式会社
【監査法人】有限責任 あずさ監査法人

【特徴】
100%子会社であるJRC C&M株式会社、株式会社大成、吉艾希商事(瀋陽)貿易有限公司との計4社で構成されており、コンベヤ事業、ロボットSI事業を展開しております。高騰する原材料の安定調達に注力し、市場要求に対応するとともに、コストダウンと経営資源の効率化を進めた結果、直前期である2023年2月期は売上高が8,961百万円(前年同期比10.8%増)、経常利益が1,270百万円(前年同期比50.4%増)、当期純利益が830百万円(前年同期比52.4%増)となっております。

【株主構成】

株主構成としては、インテグラル3号投資事業有限責任組合が37.75%、代表取締役である浜口稔氏が20.28%、浜口佳宏氏が18.76%、Innovation Alpha L.Pが5.99%、インテグラル株式会社が1.38%、浜口芳秋氏が1.38%、常勤監査役である林田信弘氏が1.38%、佐藤嘉宰氏が0.89%、江副義昭氏が0.89%、執行役員である久次米功雄氏が0.88%となっております。

また、ストックオプション制度を採用しており、計4回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

1961年4月   大阪市天王寺区において初代取締役社長浜口匠が浜口商店を創業。
1965年4月法人へ改組。浜口鉄工株式会社設立。資本金2,000千円。
1982年10月北海道浜口鉄工株式会社を吸収合併。
1991年3月業績伸展に伴い、株式会社ジェイアールシー(現 株式会社JRC)を設立し、浜口鉄工株式会社の事業を引き継ぐ。資本金40,000千円。
1993年5月株式会社ジェイアールシー九州を吸収合併。
1996年4月資本金80,000千円に増資。
2001年5月中国遼寧省瀋陽に合弁会社「瀋陽皆愛喜輸送設備有限責任公司」を設立。
出資金645万ドル。
2006年4月株式会社ジェイアールシー東京を吸収合併。
2006年5月中国江蘇省蘇州に独資会社「蘇州皆愛喜輸送設備有限公司」を設立。
出資金300万ドル。
2012年8月事業撤退に伴い「蘇州皆愛喜輸送設備有限公司」を清算。
2016年6月商栄機材株式会社(現JRC C&M株式会社)を完全子会社化。
2016年12月中国での製造から撤退。「瀋陽皆愛喜輸送設備有限責任公司」の清算に着手。
2017年7月中国遼寧省瀋陽に独資会社「吉艾希商事(瀋陽)貿易有限公司」を設立。
出資金100万元。
2018年1月株式会社大成を完全子会社化。
2021年8月シンテゴンテクノロジー株式会社よりパラレルリンクロボットシステムインテグレーション事業譲受。
2023年5月株式会社JRCに商号変更。

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