IPOコラム

あなたの会社の株価はいくらになるかご存知でしょうか?

突然ですが、あなたの会社の株価はいくらになるかご存知でしょうか?

・ご子息へ相続する場合の株価

・M&Aで売却する場合の株価

・上場した場合の株価

など状況により株価算出の目的により金額が異なってきます。ここでは上場した場合の株価に関連してご説明いたします。

株式を上場し、経営者が保有株式を売却することで利益を得ることは一般的なIPOを行うメリットの一つであり、IPOを検討されている経営者は、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

しかし、経営者が自身の短期的な利益を得ることだけを目的に上場すると、上場後に株価が下がり続けることとなり、上場ゴールと揶揄されてしまいます。

そのため、IPOのメリットとデメリットを総合的に比較検討したうえで、IPOを活用した成長ストーリーを描き、成長のための手段としてIPOを目指しましょう。

1. IPOのメリットとデメリット

IPOを実現した会社のメリットは、一般的には、次の3点が挙げられます。

 ・資金調達の円滑化・多様化

 ・企業の知名度の向上

 ・社内管理体制の充実と従業員の士気の向上

また、一般的なデメリットとして、次の3点が挙げられます。

 ・ステークホルダー対応と上場維持のためのコスト増

 ・レピュテーション(風評)リスクの増加

 ・ガバナンス強化のため経営の自由度の制約

企業の知名度が向上するからこそレピュテーション(風評)リスクも増加するなど、これらのメリットとデメリットは表裏一体の関係にあります。

よって、これらのメリットとデメリットを総合的に比較検討して、企業の成長戦略としてIPOを活用した成長ストーリーを描きましょう。

2. IPOを活用した成長戦略

IPOを実現した企業はIPOを目的とするのではなく成長のための手段と捉えて、成長を続けている企業がほとんどです。

例えば、IPOを機にM&A戦略を加速している企業やIPOを活用して段階的に事業承継を進めている企業など、様々な企業がIPOを活用して成長を続けております。

3. 上場した場合の株価

上場した場合、市場の需給バランスで株価が決まることになりますが、投資家は「将来の会社の価値」という視点で投資するか否かを判断することになります。その為、将来この会社が成長するか否かが大事なポイントになります。

弊社のセミナーでは、一般的なIPOのメリットとデメリットだけでなく、IPOを活用して成長を続けている企業の具体的な事例をご紹介いたします。

IPOを検討している経営者の方はぜひご参加いただいて、IPOを活用した成長戦略を実現していただければ幸いです。

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