IPOコラム

株式会社キタムラ・ホールディングス IPO(新規上場)承認取消

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株式会社キタムラ・ホールディングスのプライム市場への上場が2023年3月10日に承認され、2023年4月11日に上場を予定しておりましたが、2023年3月24日に新規株式公開(IPO)を延期すると発表しました。

最近の株式市場の動向等諸般の事情を総合的に勘案し、上場手続きの延期を判断したとしています。

キタムラ・ホールディングスは、2013年6月にマザーズに上場し、2016年10月に上場廃止となった「フォトクリエイト」、2004年12月にジャスダック証券取引所に上場後、東証二部へ市場変更し、2018年6月に上場廃止となった「キタムラ」などを含む持株会社です。

【会社名】株式会社キタムラ・ホールディングス
【代表取締役社長執行役員】 武田宣
【社員数】2400人(連結)
【事業内容】「カメラのキタムラ」「しまうまプリント」等における、カメラ販売、リユース買取・販売および写真プリント・撮影サービス、その他関連サービスの提供
【HP】https://kitamura-group.co.jp/
【上場承認日】2023年3月10日
【上場予定日】2023年4月11日
【上場市場】プライム市場
【業績】2022年3月期 (連結)
 売上高99,826百万円
 経常利益4,881百万円
【主幹事証券】野村證券株式会社
【監査法人】三優監査法人

【特徴】
前身である株式会社キタムラは2018年6月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の完全子会社であるCKホールディングス株式会社(2018年10月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社に吸収合併)による株式公開買付により子会社化を行い、東証二部の上場廃止をしております。

連結子会社10社、非連結子会社1社及びその他の関係会社1社との計13社で構成されており、「フォトプリント事業」、「スタジオ・撮影事業」、「ソリューションサービス事業」、「BtoB事業」、「カメラ販売事業(新品カメラ等の販売)」、「リユース事業(中古カメラ等の販売)」、「その他物販事業」の7つの事業区分を含むフォトライフ事業を展開しております。

株式会社キタムラにて「カメラのキタムラ」を11店舗、「スタジオマリオ」を15店舗、「Apple正規プロバイダ認定店」を2店舗出店を行った結果、直前期である2022年3月期は、売上高998億26百万円(前連結会計年度比0.1%増)、営業利益48億19百万円(前連結会計年度比124.9%増)、経常利益48億81百万円(前連結会計年度比39.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益27億84百万円(前連結会計年度比151.9%増)となっております。

【株主構成】

株主構成としては、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が41.99%、Northインテグラル2投資事業有限責任組合が19.63%、Innovation Alpha North L.P.が16.05%となっております。

また、ストックオプション制度を採用しており、計1回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

1934年3月キタムラ写真機店を創業
1943年5月株式会社北村商会を法人設立
1970年4月株式会社北村商会から株式会社キタムラに商号変更
2001年10月日本証券業協会店頭市場登録
2004年12月日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
2005年6月東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2017年5月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社と資本・業務提携契約を締結
2017年6月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社を割当先とする第三者割当増資を実施
2018年5月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の完全子会社である
CKホールディングス株式会社による株式会社キタムラ株券等に対する公開買付けを開始
2018年6月CKホールディングス株式会社による株式会社キタムラ株券等に対する公開買付けを完了
(発行済普通株式の94.55%を保有し、これにより株式会社キタムラを子会社化)
2019年2月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が株式会社キタムラ・ホールディングスを設立
2019年4月カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社から吸収分割により11社を引継ぎ持株会社化
2021年6月監査等委員会設置会社へ移行

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