IPOコラム

株式会社エコム IPO(新規上場)承認

静岡県に本社を置く株式会社エコムの名古屋証券取引所メイン市場への上場が、2023年2月27日に承認されましたので、概要などをまとめました。

 【会社名】  株式会社エコム
 【代表取締役社長】 髙梨智志
 【社員数】65人(単体)
 【事業内容】工業炉の開発・設計・製造及び保守点検  
 【HP】https://ecom-jp.co.jp/
 【上場承認日】2023年2月27日
 【上場予定日】2023年3月31日
 【上場市場】名古屋証券取引所メイン市場
 【業績】2022年7月期 (単体)
  売上高1,501,304千円
  経常利益106,398千円
 【主幹事証券】東海東京証券株式会社
 【監査法人】有限責任監査法人トーマツ

【特徴】

工業炉の開発・設計・製造を行う「産業システム事業」と、工業炉の点検、監視、改造工事を行う「保守サービス事業」を展開しております。

製造リードタイムの増加や資源価格の高騰、製造原価が上昇した結果、直前期である2022年7月期は、売上高1,501百万円(前年同期比14.6%減)、営業利益97百万円(前年同期比24.7%減)、経常利益106百万円(前年同期比21.8%減)、当期純利益101百万円(前年同期比32.4%減)となりました。

【株主構成】

株主構成としては、代表取締役社長である髙梨智志氏が30.63%、髙梨智志氏の二親等以内の親族である髙梨今日子氏が23.97%、東京中小企業投資育成株式会社が16.92%、エコム社員持株会が10.21%となっております。

また、ストックオプション制度を採用しており、計1回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

1985年8月株式会社正英バンズを設立
2004年8月商号を株式会社エコムに変更
2008年8月省エネルギーバーナー「ecoNext(エコネクスト)」を発売 
2011年10月三菱重工業株式会社より取引先認定書を取得
2017年4月株式会社札幌ダイトーテクノからメンテナンス部門を事業譲渡 
2017年9月トヨタ自動車株式会社・草野産業株式会社と熱処理装置関連の共同出願特許を登録
2019年6月株式会社サーモファインテックを吸収合併し、遠赤外線事業を継承
2020年7月関西電力株式会社と資本提携
2020年9月株式会社ノリタケカンパニーリミテドと包括的な業務提携契約を締結
2020年10月工業炉のIoTメンテナンスサービス「Miterune(ミテルネ)」を発売
2021年9月株式会社ノリタケカンパニーリミテドと資本提携
2021年10月省エネルギーバーナー「新型ecoNext(エコネクスト)」を発売

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