IPOコラム

株式会社メディックス IPO(新規上場)承認

株式会社メディックスのスタンダード市場への上場が、2025年2月12日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社メディックス
【代表取締役社長】 田中正則
【社員数】274人(単体)
【事業内容】クリエイティブ設計・制作、データ解析・分析、インターネット広告代理などのデジタル
マーケティング支援事業
【HP】https://www.medix-inc.co.jp/
【上場承認日】2025年2月12日
【上場日】2025年3月19日
【上場市場】スタンダード市場
【業績】2024年3月期(単体)
 売上高4,179,864千円
 経常利益804,600千円
【主幹事証券】みずほ証券株式会社
【監査法人】新宿監査法人

【特徴】
デジタルマーケティング支援事業として、インターネット広告販売(運用型広告)、マーケティングDX/アクセス解析、Webサイト制作などを通じて顧客企業のマーケティングを支援する各種サービスを提供しています。

一部大手クライアントの失注や大手クライアントの広告出稿減などの影響が大きく売上高は前年を割り込む結果となっております。一方で、営業利益を重要なKPIとして業績管理を行うユニット経営により、主力である集客領域のみならず、コンサルティング領域等についてもKPIを意識した売上総利益率及び生産性(販売管理コスト)の改善、ラインスタッフやバックオフィスのサポート等によりコスト効率化による販売費及び一般管理費の抑制により営業利益は増益となりました。
以上の結果、直前期である2024年3月期の売上高は4,179,864千円(前年同期は4,273,010千円)、営業利益は801,626千円(前年同期は784,421千円)、経常利益は804,600千円(前年同期は815,454千円)、当期純利益は489,196千円(前年同期は401,833千円)となりました。

【株主構成】

株主構成としては、創業者及び元代表取締役である小谷中茂樹氏が39.88%、監査等委員である取締役の水野昌広氏が21.99%、メディックス従業員持株が10.47%、小谷中一樹氏が9.39%、代表取締役である田中正則氏が7.23%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去3回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

1984年3月株式会社メディックスを設立し、広告制作プロダクション事業を開始
1992年4月営業部門設立/印刷物を中心としたプロモーション提案を行う
1997年8月事業領域の拡大。インターネット広告代理店へと業態転換
ネット広告営業部発足
2007年6月「Omniture認定代理店」を取得(SiteCatalyst、SearchCenter)し、アクセス解析の導入・運用を行う
ソリューショングループを発足
2015年5月Marketo販売パートナー契約を行い、マーケティングオートメーションの導入・運用サポートを開始
2015年11月「CRITEO認定代理店」としてワンスターを獲得
2016年4月フィード広告の効果を最大化させる「MEDIX-Feed Management サービス(M-Feed)」の提供を開始
2017年4月顧客の持つデータの活用を支援するために、ソリューション開発部(主にMA/CRM/アクセス解析関連データの
統合及びシステムの設計・導入・運用サポートを行う)と統合マーケティング室(主に広告関連データの統合・
分析・予算最適化を行う)を設立
2020年3月台湾に美迪科思行銷股份有限公司を設立(2023年2月に株式の一部売却により非子会社化)

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