IPOコラム

株式会社NPT(エヌピーティー) TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)新規上場申請を公表

株式会社NPT(エヌピーティー)のTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への上場が、2024年12月19日に公表されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社NPT(エヌピーティー)
【代表取締役兼執行役員CEO】 原健一郎
【社員数】7人(単体)
【事業内容】個別化医療に対応する新規薬剤・治療法の臨床開発 
【HP】https://www.neopt.jp/
【上場公表日】2024年12月19日
【上場日】2025年1月30日
【上場市場】TOKYO PRO Market
【業績】2024年10月期(単体)
 売上高
 経常損失(△)△194,047千円
【J-Adviser】アイザワ証券株式会社
【監査法人】史彩監査法人

【特徴】
TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)の新規上場企業では初となる創薬銘柄の企業になります。従来の全体的医療では治療困難な病気に対し、個別化医療の医療技術を駆使して新規薬剤・治療法を臨床開発しております。疾患領域をがんに特化し、がんに対する再生医療技術を用いたモダリティ(注1)の開発を行い、独立行政法人医薬品医療機器総合機構の承認の下、治験を行い、再生医療等製品(注2)の製造販売の承認を受け、市場に販売する取組みを行っております。

「がん免疫細胞療法」の治験開始に向けた独立行政法人医薬品医療機器総合機構との再生医療等製品の品質及び安全性に係る相談(レギュラトリーサイエンス戦略相談)を実施しておりますが、研究開発段階にあるため直前期である2024年10月期の売上高は計上されておりません(前年も売上高は計上されておりません)。営業損失(△)は△177,258千円(前年同期は△135,066千円)、経常損失(△)は△194,047千円(前年同期は△134,494千円)、当期純損失(△)は△202,728千円(△145,175千円)となっております。

(注1)モダリティとは、低分子薬、抗体医薬、核酸医薬、細胞治療、遺伝子細胞治療、遺伝子治療などの治療手段のこと

(注2)再生医療等製品とは、「遺伝子や細胞を使って疾患を治療、予防する製品」のこと

TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への新規上場に伴い、特定投資家向け取得勧誘を行っております。法人投資家15社、個人投資家2名に対し、普通株式259,400株、発行価額総額311,280千円の新株発行を行いました。担当J-Adviserがアイザワ証券であるため、流動性プロバイダーがアイザワ証券とリーディング証券の2社共同となっております。

【株主構成】

株主構成としては、谷憲三朗氏が17.82%、中村祐輔氏が17.81%、代表取締役兼執行役員CEOである原健一郎氏が11.76%、TNPスレッズオブライト投資事業有限責任組合が9.51%、新日本製薬株式会社が8.19%となっております。

また、ストックオプション制度を採用しており、過去3回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2018年11月再生医療技術を用いた細胞製剤や遺伝子治療薬(モダリティ)の開発を目的として、Neoprecision therpeutics
株式会社を設立
2021年4月社名を株式会社NPTに変更
2023年1月株式投資型クラウドファンディングにて8,390万円を募集による調達を実施
2024年9月株式投資型クラウドファンディングにて2,440万円を募集による調達を実施
2024年12月食道がんに対するがん免疫細胞治療の治験開始承認

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