IPOコラム

グロービング株式会社 IPO(新規上場)承認

グロービング株式会社のグロース市場への上場が、2024年10月24日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  グロービング株式会社
【代表取締役社長】 田中耕平
【社員数】203人(連結)
【事業内容】コンサルティングサービスを提供するコンサルティング事業及び各種SaaSを提供する
クラウドプロダクト事業
【HP】https://globe-ing.com/
【上場承認日】2024年10月24日
【上場予定日】2024年11月29日
【上場市場】グロース市場
【業績】2024年5月期(連結)
 売上高4,175,324千円
 経常利益378,800千円
【主幹事証券】三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
【監査法人】三優監査法人

【特徴】
連結子会社3社(株式会社アバランチ、上海巨球協英信息技術有限公司及びX-AI.Labo株式会社)で構成されており、準委任契約によるコンサルティングサービスを提供するコンサルティング事業と各種SaaSを提供するクラウドプロダクト事業の2つの事業を展開しております。

コンサルティング事業としては、顧客の事業や改革をハンズオンで実行/推進する「JI(Joint Initiative)型コンサルティング」とCxOクラスの伴奏者として戦略/DXを支援する「従来型コンサルティング」を行っております。クラウドプロダクト事業としては、コンサルティングノウハウを開発したクラウドプロダクトの開発・提供を行っております。

コンサルティング事業では、パートナークラスを中心にコンサルタントの中途採用に注力することでコンサルタント人員数を着実に伸ばし、新規案件の獲得や既存案件の規模拡大を図っております。クラウドプロダクト事業では、クラウドプロダクト開発を行うために投資を行い、自社製品である「セールススイート」及び「スペンドインテリジェンススイート」のプロダクト開発を推進し、新規顧客の獲得とサービス提供を開始しました。

以上の結果、直前期である2024年5月期の売上高は4,175,324千円、営業利益は369,628千円、経常利益はは378,800千円、親会社株主に帰属する当期純利益は260,507千円となっております。

なお、グロービング株式会社は2024年5月期より連結財務諸表を作成しているため、前年同期との比較は行っておりません。

【株主構成】

株主構成としては、代表取締役代表パートナー兼上席執行役員である輪島総介氏が34.10%、代表取締役代表パートナー兼上級執行役員の資産管理会社であるEMMA&KEITO株式会社が29.18%、パーソルクロステクノロジー株式会社が6.25%、代表取締役である田中耕平氏の資産管理会社である株式会社KFVが4.17%、代表取締役社長である田中耕平氏が2.42%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去4回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2017年1月グロービング株式会社を設立
2021年3月三菱マテリアル株式会社とのMMDX(三菱マテリアルのDX戦略)プロジェクト開始を契機に本格的に
コンサルティング事業開始
2022年2月株式会社SkyDriveと空飛ぶクルマ事業における戦略コンサルティング契約を締結
2022年3月パーソルクロステクノロジー株式会社との経営ダッシュボード構想検討プロジェクト開始
2022年11月パーソルプロフェッショナルアウトソーシング株式会社(現 パーソルクロステクノロジー株式会社)と資本業務提携
2023年2月現代表取締役である田中 耕平が個人事業としてアプリ開発事業を営んでいた株式会社SoGuuを同社の事業及び
人的資本を取り込むことを目的に子会社化
2023年5月株式会社SoGuuを吸収合併
2023年10月顧客企業の事業創出やブランディング戦略の立案遂行などに必要となるクリエイティブ/マーケティング/
サービスデザイン分野での機能・サービス拡大のため、株式会社アバランチを子会社化
2023年12月クラウドプロダクト事業におけるセールススイートの商用利用開始
2024年1月SI-X事業(注1)の立ち上げを行う上で、実装部隊としてオフショアの上海に拠点を作り現地でIT人材の採用を
行うために中華人民共和国上海市に上海巨球協英信息技術有限公司を設立
2024年5月株式会社Laboro.AIとAIトランスフォーメーション(AI-X)(注2)の社会実装を目指したジョイントベンチャー
設立に向けた検討に関する基本合意書締結
株式会社Laboro.AIとAI-Xの社会実装を目指したジョイントベンチャーX-AI. Labo株式会社を設立

(注1) 単なるシステム導入にとどまらず、経営戦略の実現するために定量的な成果を実現する変革テーマを具体化・優先順位付けし、業務改革、人材・組織変革、デジタルアセット蓄積・活用を追求するSI(SystemIntegration)ビジネスの変革を指します。
(注2)AI/データを核とした既存事業・新規事業の再構築と持続的な成長を実現するためのトランスフォーメーションを指します。

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