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IPOコラム
株式会社TMH(ティーエムエイチ) IPO(新規上場)承認
大分県に本社を置く株式会社TMH(ティーエムエイチ)のグロース市場と福岡証券取引所のQ-Boardへの上場が、2024年10月31日に承認されましたので、概要などをまとめました。
【会社名】 | 株式会社TMH(ティーエムエイチ) | |
【代表取締役社長】 | 榎並大輔 | |
【社員数】 | 34人(単体) | |
【事業内容】 | 半導体製造装置部品の販売・修理サービス及び半導体製造装置の買取・売却支援 | |
【HP】 | https://www.tmh-inc.co.jp/ | |
【上場承認日】 | 2024年10月31日 | |
【上場予定日】 | 2024年12月4日 | |
【上場市場】 | 東京証券取引所グロース市場 福岡証券取引所Q-Board | |
【業績】 | 2023年11月期(単体) | |
売上高 | 1,747,118千円 | |
経常損失(△) | △353,508千円 | |
【主幹事証券】 | 株式会社SBI証券 | |
【監査法人】 | 有限責任監査法人トーマツ |
【特徴】
半導体製造装置や部品の販売および修理サービスを主たる事業としております。主に半導体工場向けに半導体製造トータルソリューション事業を展開しており、サービスとしては、当社越境ECサイト「LAYLA-EC」等を活用した半導体製造装置部品の販売および修理サービスを提供しています。また、中古の半導体製造装置の買取りおよび売却支援をしております。
売上は、半導体製造装置の越境ECプラットフォーム等を利用した部品販売・修理サービスとエンジニアリング力を活用した装置販売サービスの2つに分類されます。部品販売・修理サービスは、一度受注すると継続的に再発注が見込まれる安定した収益源となっています。一方で、装置販売サービスについては、売上計上までリードタイムが必要ですが、売上の確実性が高いという特徴があります。
中古機械装置販売などの大型案件の売上が寄与し、新規取引先の開拓も順調に進んできたことなどから、売上高は堅調に推移しています。一方で、成長戦略に基づく社員数の増加などによる給与手当の増加ならびに採用活動およびIPO支援などの費用が増加しております。
以上の結果、直前期である2023年11月期の売上高は1,747,118千円(前年同期は1,698,753千円)、営業損失(△)は△127,288千円(前年同期は△17,481千円)、経常損失(△)は△353,508千円(前年同期の経常利益は246,079千円)、当期純利益は116,577千円(前年同期は216,695千円)となっております。
【株主構成】
株主構成としては、代表取締役社長である榎並大輔氏が66.68%(注1)、SBI AI&Blockchain 投資事業有限責任組合が6.87%、林書宏氏が2.88%、林書玄氏が2.88%、九州アントレプレナークラブ2号投資事業有限責任組合が2.88%となっております。
(注1)代表取締役社長である榎並大輔氏の所有株式数は、同氏の資産管理会社であるET Family Asset株式会社が所有する株式数(2,125,000株)を含めた実質所有株式数です。
またストックオプション制度を採用しており、過去5回の新株予約権を発行しております。
【沿革】
2012年3月 | 株式会社TMHを設立 | |
2018年4月 | 半導体製造装置・半導体製造装置部品に特化した当社越境ECサイト「LAYLA-EC」稼働開始 | |
2020年6月 | 米国テキサスインスツルメンツからRegional Supplier Recognition Award(2019)を受賞 | |
2020年10月 | 大分県地域牽引企業創出事業として大分県知事より選定 | |
2022年3月 | 経済産業省九州経済産業局より「J-Startup KYUSHU」企業に選出 | |
2023年7月 | 越境ECサイト「LAYLA-EC」を拡張し、オークション式値決め機能を実装した「LAYLAAuction」 稼働開始 |
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