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IPOコラム
株式会社オルツ IPO(新規上場)承認
株式会社オルツのグロース市場への上場が、2024年9月5日に承認されましたので、概要などをまとめました。
【会社名】 | 株式会社オルツ | |
【代表取締役社長】 | 米倉千貴 | |
【社員数】 | 16人(単体) | |
【事業内容】 | デジタルクローン P.A.I.の開発を最終目的とした要素技術の研究開発とそれらを応用した製品群 (Communication Intelligence 「AI GIJIROKU」等)の展開、AIソリューションの提供 | |
【HP】 | https://alt.ai/ | |
【上場承認日】 | 2024年9月5日 | |
【上場予定日】 | 2024年10月11日 | |
【上場市場】 | グロース市場 | |
【業績】 | 2023年12月期(単体) | |
売上高 | 4,111,995千円 | |
経常損失(△) | △1,497,762千円 | |
【主幹事証券】 | 大和証券株式会社 | |
【監査法人】 | 監査法人シドー |
【特徴】
「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の研究開発を進める一方で、その研究開発過程から生まれた対話エンジンなどの要素技術や、機械学習による個性モデル構築などのノウハウを、AIの活用を検討するクライアントに提供しております。
また、2020年1月に、Communication Intelligence 「AI GIJIROKU」の提供を開始するなど、上記技術を活用した AI Products事業や、戦略的パートナーとの連携により様々なクライアントに対して AIモデルを応用した AI Solutions事業を提供しております。
販売パートナーの数の増加に取り組んだことにより、Communication Intelligence 「AI GIJIROKU」の売上が拡大しており、AI Solutions事業についても売り上げを伸ばしております。また、「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の実現に向けたPoC受注があることと並行して、Communication Intelligence 「AI GIJIROKU」のユーザーである企業から更なるカスタマイズやAIを用いた開発受託などの依頼がくることでAI Products事業からAI Solutions事業へのニーズ獲得といった流れも出てきており、ユニークな事業モデルを構築しつつあります。
以上の結果、直前期である2023年12月期の売上高は4,111,995千円(前年同期は2,666,074千円)、営業損失(△)は1,485,892千円(前年同期は△672,188千円)、経常損失(△)は1,497,762千円(前年同期は△670,352千円)、当期純損失(△)は△1,498,712千円(前年同期は△671,302千円)となりました。
【株主構成】
株主構成としては、代表取締役社長である米倉千貴氏が21.01%、Vertex Growth Fund II Pte. Ltd.が13.29%、ジャフコSV4共有投資事業有限責任組合が9.17%、SBI Ventures Two株式会社が4.82%、SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合が3.85%となっております。
またストックオプション制度を採用しており、過去6回の新株予約権を発行しております。
【沿革】
2014年11月 | 「P.A.I.」(パーソナル人工知能)の開発を目的として株式会社オルツを設立 | |
2015年4月 | パーソナル人工知能を表す「P A.I.」の商標を取得(2018年6月に同意義として「P.A.I.」の商標を取得) | |
2016年2月 | ジャフコグループ(ジャフコグループ株式会社を頂点とする同社のグループ会社及び同社が投資助言を行う ファンドの総称)をリード投資家とするSeriesAラウンドにて、約6億円の資金調達を実施 | |
2017年2月 | 「EY Innovative Startup 2017」AI分野にて表彰 | |
2017年8月 | SBIインベストメント株式会社が投資助言を行うINTAGE Open Innovation投資事業有限責任組合等から SeriesBラウンドにて、約6億円の資金調達を実施 | |
2018年6月 | 経済産業省「J-Startup企業」に選出 | |
2018年8月 | パーソナル対話エンジンに関する特許取得 | |
2018年12月 | SBIインベストメント株式会社が投資助言を行うファンド等からSeriesCラウンドにて、約13億円の資金調達を実施 | |
2019年4月 | 株式会社オルツテクノロジーズを、当社における研究開発及びプロダクトのマネタイズを行い、当社プロダクトを 販売する営業面を担うことを目的に100%子会社として設立 | |
2020年1月 | Communication Intelligence「AI GIJIROKU」を提供開始 | |
2020年10月 | 株式会社オルツテクノロジーズを吸収合併 | |
2021年7月 | 「AIコールセンター」を提供開始 | |
2021年9月 | 独自大規模言語モデル「LHTM」をリリース | |
2022年5月 | シンガポール政府系ファンドであるテマセク系VCでグローバルトップティア投資家であるVertexグループ (Vertex Holdings.が投資助言を行うファンドの総称)をリード投資家とするSeriesDラウンド (Vertexグループにとって日本の初投資先)にて約42億円の資金調達を実施 | |
2023年2月 | 独自大規模言語モデル「LHTM-2」をリリース | |
2023年6月 | 株式会社IPパートナーズが運営する、人力による文字起こし事業(コエラボ事業及び安起こし事業)を 事業譲渡によって買収 | |
2023年8月 | デジタルクローン生成プラットフォーム「CloneDev」をリリース | |
20023年9月 | 株式会社キーエンスとの資本業務提携を発表 | |
2023年9月 | ノーコード生成AIプラットフォーム「altBRAIN」をリリース | |
2023年10月 | 独自開発した軽量版大規模言語モデル「LHTM-opt」が、日本語LLMを評価する 「Rakuda」ベンチマークで最高スコアを記録し、国産商用プライベートLLMとして 国内最高の評価を獲得 | |
2023年11月 | デロイトトーマツグループのデロイトトーマツコンサルティング合同会社と生成AIの社会実装に向けた連携を開始 | |
2024年3月 | M&Aマッチングシステム「CloneM&A(Clone matching)」をリリース GPU計算リソース「EMETH GPU POOL」をリリース AWS Marketplace上に日本語LLMを世界初公開 | |
2024年5月 | NVIDIA Inception Program パートナー企業に認定 Stability AI Japan株式会社と音声・画像・映像における生成AIのユースケース確立に向けた連携を開始 Databricks Inc.とデータ構造化及びAI/DX化の加速を目的とした連携を開始 |
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