IPOコラム

株式会社ライスカレー IPO(新規上場)承認

ライスカレー株式会社のグロース市場への上場が、2024年5月16日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社ライスカレー
【代表取締役】 大久保遼
【社員数】90人(連結)
【事業内容】自社の SNSデータ分析ツールを駆使した企業のマーケティング支援および自社のブランド販売事業   
【HP】https://ricecurry.co.jp/
【上場承認日】2024年5月16日
【上場予定日】2024年6月19日
【上場市場】グロース市場
【業績】2023年3月期(連結)
 売上高1,833,900千円
 経常損失△166,976千円
【主幹事証券】みずほ証券株式会社
【監査法人】太陽有限責任監査法人

【特徴】
連結子会社1社との計2社で構成されており、自社開発をしたコミュニティデータマネジメントツール群であるデータクラウドを基盤として、企業向けにサービスを提供するエンタープライズ領域と、一般消費者向けにブランドやサービスを提供するコンシューマ領域を展開しております。事業基盤としてデータクラウド「CCXcloud」シリーズによって蓄積・分析された、SNSをはじめとするコミュニティに関連する資産、すなわちデータアセット(コミュニティデータ)が事業の特徴として挙げられます。

エンタープライズ領域におけるマーケティング・DXに関する売上の伸長に加え、コンシューマ領域におけるオーラル美容ブランド『MiiS』の成長及び株式会社RiLiの買収が売上の成長に寄与した結果、直前期である2023年3月期の売上高は1,833,900千円、営業損失は166,712千円、経常損失は166,976千円、親会社株主に帰属する当期純損失は121,928千円となりました。

なお、2022年7月期は連結財務諸表を作成していないため、前期との比較は記載しておりません。

【株主構成】

株主構成としては、代表取締役である大久保遼氏が42.13%、GMOベンチャー通信スタートアップ支援株式会社が4.46%、従業員の川上慶士氏が3.08%、株式会社丸井グループが2.90%、みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合が2.78%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去7回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2016年4月株式会社ライスカレー製作所設立
2017年12月インフルエンサープロデュースブランドの立ち上げ、運用を支援するマークドバイ株式会社を子会社として設立
2019年4月株式会社SUIRIN HOLDINGSに社名変更
同名の株式会社ライスカレー製作所を設立し完全子会社化
2020年9月株式会社SUIRIN HOLDINGSに株式会社ライスカレー製作所、マークドバイ株式会社を吸収合併
株式会社SUIRIN HOLDINGSから株式会社ライスカレーへ社名変更
2022年4月コミュニティデータマネジメントツールの開発力向上を目的として、株式会社パスチャーの全株式を取得して
完全子会社化、その後株式会社ライスカレーへと吸収合併
2022年7月コミュニティプラットフォーム事業の拡大を目的として、株式会社RiLiの全株式を取得して完全子会社化

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