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IPOコラム
【IPOに必要なプレイヤー】 監査法人との監査契約締結に向けたショートレビューの傾向と対策
IPOする上で、監査法人の監査は避けて通れないものですが、監査契約締結ができず、上場準備がスムーズに進まない会社もあります。そこで、今回は監査契約をスムーズに締結するために必要な知識である、IPOにおける監査法人の役割と監査法人によるショートレビューについてご説明いたします。
Table of Contents
1 IPOにおける監査法人の役割とは
IPOの目的の一つとしてオーナーが所有している株式の売り出しや、新たに証券市場から資金を調達することですが、投資家に新たに株式を購入してもらうためには、投資家の意思決定の判断材料である決算書等の開示資料が正しくルールに基づいて作成されていなければなりません。監査法人は株式の発行体(新規上場企業)に対して独立した第三者的な立場でチェックを行う役割を有することで、投資家は安心して株式を購入することができます。また、監査法人は開示資料を作成するために必要な社内管理体制が適切に構築・運用されているかどうかの確認もいたします。さらに内部監査人や監査役と連携して、監査を有効かつ効率的に行う役割も有しています。
そのため、IPOを行うためには監査法人の監査を受ける必要があります。監査を受けるために監査契約を締結しなければなりませんが、監査契約を締結する前に監査法人のショートレビューを受ける必要があります。
2 監査法人のショートレビューとは
監査法人がショートレビューを行う目的は、上場準備会社のリスクがどの程度あるのかを見極めるためにあります。昨今の監査の厳格化と会計士不足により監査法人のリソースが不足しており、レビュー対象会社のリスクの程度を把握し、リスクの高いところと監査契約を締結しない傾向にあります。すなわち、ショートレビューは監査法人の与信調査であると言えます。一方レビュー対象会社はIPOに向けての課題が明らかになることによって、今後のIPO対策を具体的に行えることになります。
参考に、ショートレビューの調査項目の一例をご紹介いたします。
●主なショートレビューの調査項目 ・事業の概況と株式上場 ・経営管理体制の整備状況 ・利益管理体制 ・会計方針 ・会計管理体制 ・業務管理体制の整備状況 ・関係会社等の状況 ・資本政策 |
「監査難民問題」が話題になっておりますが、ショートレビューを受ける前にショートレビューでのポイントや頻出の課題などを押さえることで、監査契約締結へ一歩でも近づくのではないでしょうか。
監査契約締結に向けたショートレビューの傾向と対策について詳しく知りたいという方は是非セミナーへお申込みください。
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タイトル:【経営者向け】監査法人のショートレビューの傾向と対策
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