IPOコラム

株式会社ティムス IPO(新規上場)承認

株式会社ティムスのグロース市場への上場が、2022年10月18日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】:株式会社ティムス

【代表取締役社長】:若林 拓朗

【社員数】:13人(単体)

【事業内容】:医薬品、医薬部外品、医薬品原材料、医療用機器及び医療用消耗品

       の研究及び開発

【HP】:https://www.tms-japan.co.jp/ja/index.html

【上場承認日】:2022年10月18日

【上場予定日】:2022年11月22日

【上場市場】:グロース市場

【業績】:

2022年2月期(単体)

営業収益:1,946,520千円

経常利益:1,079,304千円

【主幹事証券】:SMBC日興証券株式会社

【監査法人】:仰星監査法人

【特徴】

株式会社ティムスは医薬品候補物質の研究開発を行い、グローバルの医薬品市場に展開することを主要な事業内容とした、創薬型バイオベンチャー企業です。

株式会社ティムスの基本的な事業モデルは、医薬品開発における研究段階から早期臨床段階までを行い、後期臨床段階からは国内外の製薬会社と提携して開発製造販売権を付与し、提携先製薬会社から開発一時金(マイルストーン)及びロイヤリティ収入等を得るものです。また、疾患分野によっては、後期臨床段階及び承認取得、さらには販売まで手掛けることも視野に入れています。

先行き不透明な状況下において、従来にないメカニズムに基づく独自の医薬品を開発して上市につなげることを目指し、積極的に事業活動を推進した結果、直前期である2022年2月期は、営業収益が19億4600万円、経常利益が10億7900万円、当期純利益が10億7600万円となっております。

【株主構成】

主要株主は、筆頭株主である大和日台バイオベンチャー投資事業有限責任組合が12.22%、第二位の株主である三菱UFJキャピタル4号投資事業有限責任組合が10.94%、取締役会長である蓮見惠司氏が4.38%、代表取締役である若林拓朗氏が1.13%、取締役である稲村典昭氏が0.34%となっております。

【沿革】

2005年2月   東京農工大学発酵学研究室(蓮見惠司教授)の医薬シーズを実用化すること

                    を目的として、東京都渋谷区に株式会社ティムスを設立(資本金10百万円)

2007年8月   メルシャン株式会社(現日本マイクロバイオファーマ株式会社)とTMS-007

                    の原薬製造に関する契約を締結し原薬製造を開始

2011年10月 独立行政法人科学技術振興機構(JST)「研究成果最適展開支援事業

                    フィージビリティスタディ可能性発掘タイプ(シーズ顕在化)」に採択

2014年8月   TMS-007の日本における第Ⅰ相臨床試験開始

2015年9月   国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「中堅・中小

                    企業への橋渡し研究開発促進事業」に採択

2017年11月 TMS-007の日本における前期第Ⅱ相臨床試験開始

2018年6月   TMS-007をバイオジェン社に導出するオプション契約を締結

2019年8月   日本マイクロバイオファーマ株式会社とTMS-008の原薬製造法の共同開発に

                    関する契約を締結し原薬製造を開始

2021年2月   TMS-008のGLP非臨床試験を開始

2021年5月   バイオジェン社がTMS-007に関するオプション権を行使、TMS-007を導出

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