
近年、中堅・中小企業や地方企業、そして歴史ある同族企業の間で、自社の永続性と、さらなる成長を遂げるための戦略として「東京プロマーケット(TOKYO PRO Market)」への上場を選択する動きが活発化しています。
2026年3月、山口県を拠点に建築・不動産事業や環境リサイクル事業を展開する「老舗ベンチャー」、株式会社田村ビルズグループが成し遂げられた、まだ事例が多くないTOKYO PRO MarketおよびFukuoka PRO Marketへの二市場同時上場について紹介します。同社の代表取締役である田村伊幸氏は、歴史ある企業の系譜を受け継ぐ「老舗6代目社長」です。当初はプロマーケットの存在すら知らない「知識ゼロ」の状態から、金融機関からの資金調達力の拡大、および地方都市における採用力の抜本的強化を目指し、本業の業績を伸ばしながら二市場同時上場という快挙を達成されました。
同社の上場を船井総研がJ-Adviser、F-Adviserとして担当させていただいた視点から、東証と福証で二日間にわたり執り行われた上場セレモニー当日の高揚感あふれる一連の様子を中心に、ご紹介いたします。
船井総研本社での祝賀と、セレモニーへの前奏(上場日午前)
上場日当日の午前中、田村ビルズグループの経営陣およびIPO推進プロジェクトチームの皆様は、まずJ-AdviserとF-Adviserを担当した船井総合研究所(船井総研)の東京本社へと足を運ばれました。
これまで数年間にわたり、ファミリービジネス特有の属人的な管理体制の刷新、社内規程の抜本的な見直し、ガバナンス体制の強化など、極めて厳格かつ過酷なIPO準備を二人三脚で乗り越えてきたメンバーが一同に会する場です。船井総研からは、TOKYO PRO MarketとFukuoka PRO Marketへの上場を祝した特製の記念品トロフィーと、今後のさらなる持続的成長への祈念を込めた陶器のだるま、そして鮮やかな花束を贈呈させていただきました。

緊張感が漂いつつも、これから迎える晴れ舞台を前に、集まった社員の皆様とともに行った記念撮影では、これまでの苦労が報われたような晴れやかな笑顔が印象的でした。また、田村社長は、新卒で船井総研に入社した卒業生ということで、船井総研社員の前でも挨拶をしていただきました。その後、一同は移動し、上場セレモニーという大舞台を控えた心地よい緊張感の中で昼食をともにされ、いよいよ金融の心臓部である東京証券取引所へと向かうこととなります。
東京証券取引所での打鐘(上場日午後)
午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所に到着した一行は、上場セレモニーのメインステージである東証アローズ、マーケットセンターへと導かれました。

セレモニーの幕開けを象徴するのが、経営陣の皆様がエスカレーターを降りてメインの場所へと移動するシーンです。格式高い空間の中、ゆっくりと降りていく経営陣の姿には、歴代5代の先代たちが地元山口で積み上げてきた歴史の重みと、それを次世代へとつなぐ6代目としての揺るぎない覚悟が満ちていました。

ガラスシリンダーに囲まれたマーケットセンターの上部を回る巨大な電光掲示板(チッカー)が、一瞬にして「祝 上場 株式会社田村ビルズグループ」という文字に切り替わる瞬間、そしてそれに続く打鐘の儀式。J-Adviserとして複数の企業の新規上場に伴走してきた船井総研にとっても、この経営陣がエスカレーターを降り、チッカーの文字が会社名に変わる一連のシーンは、何度立ち会っても深く感慨深い思いになります。

田村ビルズグループ様、TOKYO PRO MarketおよびFukuoka PRO Market新規上場おめでとうございます‼️
— 宮井秀卓_ 東京プロマーケット_J-Adviser (@HideMiyai) March 25, 2026
本日、J-Adviserとして東証でのセレモニーに参加させて頂きました。
いろんな思い入れのある会社様ですので本当に嬉しいです。… pic.twitter.com/cURwvMhJUK
打鐘の儀式では、企業の永続的発展を祈願する伝統的な「五穀豊穣」にちなみ、田村社長をはじめとした経営陣が5回にわたり重厚な鐘の音を響かせました。未知の領域であった上場準備を「密なコミュニケーション」で支え合い、裏方として奔走し続けた船井総研のJ-Adviser、F-Adviser推進チームの社員にとっても心から喜ばしい瞬間です。

福岡証券取引所での連日セレモニーと地元への誓い(上場翌日)
東証でのセレモニーの翌日、舞台は九州の金融拠点である福岡証券取引所へと移りました。田村ビルズグループは、山口県から福岡、熊本へと広域に事業エリアを拡大しており、地元九州・山口エリアに根ざしたFukuoka PRO Market(福岡プロマーケット)への同時上場は、地域社会における信用力を決定づける戦略的布石でした。
二日目となる福証でのセレモニーは、地元経済への貢献とステークホルダーへの感謝を直接伝える、非常に温かくも熱気にあふれた式典となりました。田村社長をはじめとする経営陣が、地域経済を牽引するリーダーとしての決意を込めてドラを打ち鳴らしました。
田村ビルズグループ様、FMPも同時上場だったため、翌日の今日、福岡証券取引所で上場セレモニーでした。
— 宮井秀卓_ 東京プロマーケット_J-Adviser (@HideMiyai) March 26, 2026
福証ではドラです!
改めておめでとうございます! https://t.co/aFi93jhcxw pic.twitter.com/xouQWad7rA
会場には九州エリアの最前線で活躍する支店の社員や、地元のビジネスパートナーが数多く駆けつけ、万雷の拍手で上場企業となった同社の雄姿を称えました。一つの企業が二日連続で東西の異なる取引所の鐘を鳴らすという極めて稀な光景は、まさに伝統と革新を体現する「老舗ベンチャー」らしく、全社一丸となるインナーブランディングとしても最大の効果を発揮した歴史的な二日間となりました。
本業を伸ばしながら上場を果たすロードマップ
多くの経営者がIPOを躊躇する要因の一つとして、上場準備にリソースを割かれることで本業の業績が低下するリスクにあります。田村ビルズグループが、そのリスクを完全に回避し、むしろ業績を伸ばしながらの上場実現のために、船井総研が持つ「業績アップの事業コンサルティングノウハウ」と「J-Adviserとしての上場実務支援」をワンストップで提供できる体制があったためです。
田村社長は、のちのインタビューで次のように語られています。
→https://youtu.be/vqvHLEAtqA8?si=9oGRYgHum8kgMnoi
こちらの動画から一部抜粋
「業績を上げながら上場できたのは、船井総研の全面的な支援があったから。何か困ったときに、すべて丸抱えで相談できる専門チームが常に伴走してくれているという安心感が非常に大きかった」
地方の中小企業、あるいは伝統的な老舗企業にとって、東京プロマーケットや福岡プロマーケットへの上場がもたらす価値は大きいです。最後に、田村社長から全国の経営者の皆様へ向けたメッセージをご紹介します。
「『田村ビルズができるんだったら、うちもできるかな』という見方をしていただき、ぜひ多くの企業の皆様にチャレンジしてほしいと思います」
自社もあの感動の打鐘を経験し、企業のステージを次の次元へ引き上げたい。本業を確実に伸ばしながら上場を目指したい。そうお考えの経営者様の皆様はぜひ船井総研にお問い合わせください。
お問い合わせはこちらから
https://www.funaisoken.co.jp/lp/inquiry-S082?siteno=S082
上場までの軌跡についてのインタビュー記事もご覧ください
→「山口県の「老舗ベンチャー」が極めて稀な「二市場同時上場」を果たした飛躍的成長の軌跡」
https://www.funaisoken.co.jp/voice/tamura-builds02









