IPO支援コラム

【1年で営業利益227%】IPOのメリットを最大限に活用した企業をご紹介

皆さま
今回はIPO後に大きく成長した事例として
株式会社ヨシムラ・フード・ホールディングスをご紹介いたします。

この会社のIPO前後の動向の違いについて分析し、
どういった要因が成長を促しているかをご説明します。

まず、ヨシムラ・フード・ホールディングスという会社についてご紹介させていただきます。

ヨシムラ・フード・ホールディングスは中小食品会社のプラットフォームとなるべく、
1つの会社の弱みを他の会社の機能で補いながら、ともに成長させていくことを目標に掲げています。

また、後継者不足の中小食品会社の買収を行っており、中小企業のもつ高い技術力の保全にも貢献しています。

そして、
2016年3月4日に東証マザーズに上場しました。

上場前後の大きな違いとしては下記になります。

・有利子借入の増加
・M&A社数の増加

下図をご覧ください。
ヨシムラ・フード・ホールディングスは2016年の3月に上場したため、
その影響が反映されるのは2017年2月期からになります。
図のオレンジの折れ線グラフを見てわかるように、資金調達金額(有利子負債の調達額)がIPO後に急激に(約2倍)増加しています。

銀行からの借入が増加した背景には、IPOして上場会社となったということも少なからず影響しているものと考えられます。

なぜ上場したことが関係あるかというと
①上場企業は決算開示義務がある(監査法人による監査を受けている)
②上場により株式市場から資金調達が可能
などがあります。

以上の理由から上場後は銀行からの借入がしやすく、さらに金利の面でも優遇される場合があり、M&Aなど事業展開に必要な資金を調達する選択肢が増えることになります。

また、その結果、
M&Aの社数も上場前は1年に1社前後であるのに対し、
上場後は1年に2~3社となっております。
 
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