IPOコラム

社株式会社ライオン事務器 IPO(新規上場)承認 

株式会社ライオン事務器のスタンダード市場への上場が、2025年9月5日に承認されましたので、概要などをまとめました。

会社概要

会社名株式会社ライオン事務器
代表取締役社長髙橋 俊泰
事業内容文具・事務用品、オフィス家具、事務機器の製造・販売、オフィス環境のデザイン・施工・内装工事、
ICT機器の文教市場向け販売、eコマース
HPhttps://www.lion-jimuki.co.jp/
上場日2025年10月15日
上場市場スタンダード市場
従業員の状況連結:493名(臨時雇用者127名)(2025年7月31日時点)
売上高34,894百万円(2024年9月期・連結)
経常利益1,168百万円(2024年9月期・連結)
主幹事証券みずほ証券株式会社
監査法人史彩監査法人

企業の特徴

子会社5社との計6社で構成されており、文具や事務用品、オフィス家具、事務機器の製造・販売に加え、オフィス環境のデザイン・内装工事、文教市場向けのICT機器販売などを手掛けています。メーカーとしての自社ブランド製品と、商社として他社製品の両方を扱うことで、顧客の多様なニーズに対応する「オフィスまるごと提案」を推進しています。また、ECプラットフォーム「ナビリオン(NAVILION)」を運営し、消耗品などの継続的な購入を促すストックビジネスを収益基盤として強化しています。

業績の前年比較

連結経営指標

2023年9月期(百万円)2024年9月期(百万円)前年同期比
売上高33,02134,894105.7%
経常利益1,1101,168105.2%
当期純利益80976294.2%
※前年同期比は同社発行者情報をもとに株式会社船井総合研究所にて算出

株主構成

保有株式数(株)割合(%)
株式会社大塚商会12,000,00036.85
福井 資1,372,5254.22
福井 靖1,192,8253.66
福井 務1,098,5503.37
株式会社みずほ銀行844,0002.59
加えて、ストックオプション制度を導入しており、過去に1回新株予約権の発行を行っています。

沿革

年月出来事
1792年(寛政4年)創業。初代福井小八郎が今津屋の商号のもとに大阪における唯一の筆墨商を創めた
1881年海外から文具・事務器の輸入を開始。ライオンマークの使用を始める
1921年9月資本金100万円を以て株式会社福井商店を設立
1945年商号を福井商事株式会社に改める
1961年6月福井工業株式会社(現株式会社サンライテック・連結子会社)として設立。
ペン先の製造を開始。
東京で全商品を紹介するライオンオフィスフェアーを開催。「テープカッターNo.25」発売、
「スチール業務用イス」発売、「スチール片袖デスク」発売。
オフィスの総合メーカーへ。
1964年12月ライオンファイリング株式会社を設立
1972年1月アメリカ・カリフォルニア州にLION OFFICE PRODUCTS, INC.(連結子会社)を設立。
1973年12月株式会社三和製作所(現株式会社サンワブロードビジネス)をナンバリング、チェックライターの
生産のための子会社とする。
1974年5月大阪ライオン運送株式会社(現株式会社ライオンロジスティクス・連結子会社)を近畿圏の配送のための
関係会社とする。
1980年10月商号を株式会社ライオン事務器と改める
1989年12月太陽工業株式会社(現株式会社サンライテック)をスチール書庫、ロッカーの生産のための子会社とする
1996年8月大阪ライオン運送株式会社(現株式会社ライオンロジスティクス・連結子会社)を子会社とする。
1997年10月台湾の台北市に福獅事務機器股份有限公司(連結子会社)を設立。
1999年4月中国の上海市に福獅刅公用品貿易有限公司(連結子会社)を設立。
2005年1月株式会社マキシネットを設立。総務、経理関係業務の受託事業を開始。
2005年4月福井工業株式会社と太陽工業株式会社が合併し、株式会社サンライテックとなる
2009年4月ECプラットフォーム「ナビリオン (NAVILION)」の運用を開始
2014年1月連結子会社であったライオンファイル株式会社を、保有株式の売却により連結子会社から除外
2019年11月連結子会社である株式会社サンライテックが株式会社サカエよりシュレッダー事業を譲受

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