IPOコラム

株式会社TENTIAL(テンシャル) IPO(新規上場)承認

株式会社TENTIAL(テンシャル)のグロース市場への上場が、2025年1月23日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社TENTIAL(テンシャル)
【代表取締役社長】 中西裕太郎
【社員数】85人(単体)
【事業内容】リカバリーウェア「BAKUNE」をはじめとしたコンディショニングブランド「TENTIAL」の運営  
【HP】https://corp.tential.jp/
【上場承認日】2025年1月23日
【上場予定日】2025年2月28日
【上場市場】グロース市場
【業績】2024年1月期(単体)
 売上高5,409,051千円
 経常利益477,079千円
【主幹事証券】野村證券株式会社
【監査法人】ESネクスト有限責任監査法人

【特徴】

コンディショニングブランド「TENTIAL」を運営する「コンディショニングブランド事業」を行っており、2024年12月末時点で100点以上の商品を展開しています。着用時の睡眠の質を向上させることを目的としたナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズが主力商品となっております。その他、「BAKUNE RECOVERY WEAR」シリーズと同様の特殊繊維を使用した普段着ラインの「MIGARU」シリーズや、着用時の歩きやすさを追求した「リカバリーサンダル」等、日々の活動を支えるアイテムを幅広く展開しております。これらの商品を、同社が運営するECサイト「tential.jp」や外部のECモール、また、同社が運営する「TENTIAL」店舗並びに服飾店、雑貨店及び家電量販店等において販売しておりま
す。

自社で運営する「tential.jp」のECサイトや各店舗を訪れる顧客に対して、ギフトシーズンにあわせたキャンペーンの開催や、主力商品であるリカバリーウェアのラインナップ拡大を行う等の施策を行っております。また、クリスマスシーズンにおいては、商品の認知度拡大を目的として、初のテレビコマーシャルの放映を行いました。

以上の結果、直前期である2024年1月期の売上高はは5,409,051千円(前期比166.0%増)、営業利益は473,499千円(前期比1,093.8%増)、経常利益は477,079千円(前期比1,126.8%増)、当期純利益は506,653千円(前期は当期純損失△12,592千円)となりました。

【株主構成】

株主構成としては、代表取締役社長である中西裕太郎氏が30.23%、株式会社アカツキが13.79%、代表取締役社長の資産管理会社である株式会社Anchorが8.14%、HIRACFUND1号投資事業有限責任組合が6.14%、ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合が5.32%となっております。

また、ストックオプション制度を採用しており、過去7回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2018年2月スポーツwebメディア「SPOSHIRU」(現在は事業終了済)の運営を目的として株式会社Aspoleを設立
2018年8月Apricot Venture Fund1号投資事業有限責任組合をはじめとする2社から合計約2千万円の資金調達を実施
2019年2月株式会社アカツキから合計約1.3億円の資金調達を実施
2019年8月D2C(Direct To Consumer)事業を開始し、初の自社の商品としてインソール「TENTIAL ZERO」の販売を開始
2020年8月HIRACFUND1号投資事業有限責任組合をはじめとする6社から合計約1.7億円の資金調達を実施
2020年12月 クラウドファンディングにて、ナイトウェア「BAKUNE RECOVERY WEAR」の販売を開始
2021年4月リカバリーウェア「BAKUNE」の一般医療機器認証を取得
2021年8月ナントCVC2号投資事業有限責任組合、ファッション&テクノロジー2号投資事業組合をはじめとする7社から
合計約3.8億円の資金調達を実施
2021年10月コンフォートテックウェア「MIGARU」の販売を開始
2023年2月ニッセイ・キャピタル12号投資事業有限責任組合をはじめとする5社から合計約6億円の資金調達を実施

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