IPOコラム

BABY JOB(ベビージョブ)株式会社 TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)新規上場申請を公表

大阪府に本社を置くBABY JOB(ベビージョブ)株式会社のTOKYO PRO Marketへの上場が、2024年11月15日に公表されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  BABY JOB(ベビージョブ)株式会社
【代表取締役社長】 上野 公嗣
【社員数】62人(単体)
【事業内容】紙おむつ・おしりふきのサブスクリプションサービス
【HP】https://baby-job.co.jp/
【上場公表日】2024年11月15日
【上場予定日】2024年12月19日
【上場市場】TOKYO PRO Market
【業績】2024年2月期(単体)
 売上高1,652,270千円
 経常損失(△)△117,654千円
【J-Adviser】株式会社船井総合研究所
【監査法人】RSM清和監査法人

【特徴】
子育て支援事業の単一セグメントとして、主要サービスである紙おむつ・おしりふきのサブスクリプションサービス(以下、紙おむつ等サブスクリプションサービス)『手ぶら登園』、『Kao すまいる登園』及び『にこにこ登園』のサービス運営を行うほか、ECサイトでの保育施設向けの物販を行っております。

紙おむつ等サブスクリプションサービスとは、月額定額料金を負担することにより、保育施設に用意されている紙おむつやおしりふきをサイズや枚数の制限なく利用可能とするサービスのことです。当該サービスは、利用契約が継続する限り、安定的に収益が見込めるストック型の収益モデルとなっています。

また、子どもを保育施設に入れるための保護者の活動を支援する『えんさがそっ♪』(https://ensagaso.com/)というポータルサイトを2022年6月より運営しております。当該サイトは、保護者にとって負担となる保育施設の情報収集、問い合わせ、見学申し込み、といった「保活」などと呼ばれる保育施設探しのための諸活動を、スマートフォン等を用いて手軽に行えるサービスを提供しています。

保育施設に対して、紙おむつを中心としたサブスクリプションサービスの拡充を行っており、積極的な広告宣伝や無料キャンペーンを実施することによるサービスの知名度向上を図っております。その結果、前事業年度末と比較して紙おむつサブスクリプションサービスのユーザー数および契約施設数(無料キャンペーン中のユーザー・契約施設を含む)が増加しております。

以上の結果、直前期である2024年2月期の売上高は1,652,270千円(前年同期は878,683千円)、営業損失(△)は△113,236千円(前年同期は△192,346千円)、経常損失(△)は117,654千円(前年同期は△191,076千円)、当期純損失(△)は△146,958千円(前年同期の当期純利益は15,414千円)となりました。

弊社(株式会社船井総合研究所)がBABY JOB株式会社の担当J-Adviserに就任しております。
弊社からBABY JOB株式会社上場に関するプレスリリースを発表しておりますので、あわせてご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000054075.html

【特定投資家向け売付け勧誘の実施】

BABY JOB株式会社はTOKYO PRO Marketへの上場に際して、TOKYO PRO Market上場企業では初めてとなる「特定投資家向け売付け勧誘」(一般市場における売出しに相当)を行う予定です。
2024年12月10日に決定される予定の売付け価格にて特定投資家向け売付け勧誘を行います。
具体的には、ブックビルディング方式に準拠して、売付け価格に係る仮条件を投資家に提示し投資家の需要状況を把握して売付け価格を決定します。
実施にあたってはアイザワ証券株式会社をブックランナーに指定し、需要申告の受け入れ等を行う予定です。
売付け数は普通株式324,020株、売付け価額の総額は324,020,000円(注1)を予定しております。
(注1)売付け価額の総額は、特定証券情報提出時における想定売付け価格(1,000円)で算出した見込額です。

【株主構成】

株主構成としては、代表取締役社長である上野公嗣氏の資産管理会社であるCordial株式会社が31.32%、代表取締役社長である上野公嗣氏が26.44%、ハック大阪投資事業有限責任組合が9.19%、DIMENSION投資事業有限責任組合が5.58%、ユニ・チャーム株式会社4.88%となっております。

また、ストックオプション制度を採用しており、過去2回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2012年5月少人数保育施設の運営を目的として株式会社S・S・M(現:ぬくもりのおうち保育株式会)を設立
2015年8月保育士の人材紹介事業を開始
2018年7月株式会社S・S・Mの商号をぬくもりのおうち保育株式会社に変更
2018年7月SSMotherホールディングス株式会社を設立し、事業持株会社体制へ移行
2018年10月子育てサポートを目的としてぬくもりのおうち保育株式会社からBABY JOB株式会社を吸収分割により設立
2019年7月プレサービス期間を経て、ユニ・チャーム株式会社との協働による紙おむつ・おしりふきのサブスクリプション
サービス『手ぶら登園』を本格的にリリース
2020年5月奈良県三宅町と子育て連携協定を締結。自治体が運営する公立保育施設に対して『手ぶら登園』を初導入
2021年1月BABY JOB株式会社がSMotherホールディングス株式会社及びぬくもりのおうち保育株式会社を子会社化
2021年3月BABY JOB株式会社がSSMotherホールディングス株式会社を吸収合併
3022年4月花王株式会社との協働による紙おむつ・おしりふきのサブスクリプションサービス『Kao すまいる登園』を
リリース
2022年6月保育施設と保護者をつなぐ情報サイト『えんさがそっ♪』をリリース
2023年1月ぬくもりのおうち保育株式会社を株式会社みんなのみらい計画に売却
2024年8月株式会社セイノー商事との協働による紙おむつ・おしりふきのサブスクリプションサービス『にこにこ登園』を
リリース

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