IPOコラム

リガク・ホールディングス株式会社 IPO(新規上場)承認

リガク・ホールディングス株式会社のプライム市場への上場が、2024年9月20日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  リガク・ホールディングス株式会社
【代表取締役社長】 川上潤
【社員数】1,738人(連結)
【事業内容】X線技術等を用いた理科学機器の製造・販売
【HP】https://www.rigaku-holdings.com/
【上場承認日】2024年9月20日
【上場予定日】2024年10月25日
【上場市場】プライム市場
【業績】2023年12月期(連結)
 売上収益79,882百万円
 売上総利益46,676百万円
【主幹事証券】野村證券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
【監査法人】PwC Japan 有限責任監査法人

【特徴】
X線回折、蛍光X線分析、X線透過(イメージング)分析など、X線技術を中心とした最先端の分析ソリューションを研究開発や産業用途に提供し、国内のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、中東、中国、アジアを網羅する世界各地の拠点をベースに、90ヵ国を超える世界各国において事業を展開しております。

半導体業界への積極的な働きかけ、中国市場のX線検査機器マーケティングの強化、価格改定による採算性の向上等の施策を実施しております。その結果、直前期である2023年12月期の売上収益は79,887百万円(前年同期比27.4%増)、営業利益は15,256百万円(前年同期比140.9%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は10,904百万円(前年同期比1,096.9%増)となっております。

【株主構成】

株主構成としては、Atom Investment, L.P. が75.48%、株式会社リガク・ホールディングスの役員であった志村晶氏が21.08%、リガクグループ従業員持株会が0.71%、代表取締役社長兼子会社役員である川上潤氏が0.21%、取締役副社長である渡邉好章氏が0.20%、取締役副社長である尾形潔氏が0.18%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去7回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

1951年12月国産のⅩ線装置の製造・販売を事業目的とした理学電機株式会社(現 株式会社リガク)を設立
2021年4月株式交換により、株式会社リガク・ホールディングスが株式会社リガクを完全子会社化
2021年8月株式会社リガクがオランダのMILabs B.V.(現 連結子会社)を買収
2022年1月株式会社リガクが理学メカトロニクス株式会社(現 株式会社リガク)及び理学サービス株式会社
(現 株式会社リガク)を統合
2022年4月Rigaku Europe SEが英国マーシーサイド州にRigaku UK, Ltd.(現 連結子会社)を設立
2022年7月株式会社リガクが株式会社リガク山梨(現 株式会社リガク)を統合
2023年1月Rigaku Europe SEが仏国ストラスブール市にRigaku France S.A.R.L(現 連結子会社)を設立
2023年8月理学電企儀器(北京)有限公司が中国上海市に理学電企(上海)儀器有限公司(現 連結子会社)を設立
2023年9月Rigaku Americas Corporation(現 Rigaku Americas Holding, Inc.)が、ブラジルサンパウロ市に
Rigaku do Brasil Ltda.(現 連結子会社)を設立
2023年9月Rigaku Asia Pacific PTE Ltd.が印国ムンバイ市にRigaku India Private Ltd.(現 連結子会社)を設立
2023年12月Rigaku Americas Corporation, Rigaku Innovative Technologies, Inc., Applied Rigaku 
Technologies, Inc., Newton Scientific, Inc.及びRigaku Analytical Devices, Inc.は
Rigaku Americas Holding, Inc.に吸収合併
2024年1月株式会社リガクが台湾に支店として理学科技台灣分公司を設立
2024年3月Rigaku Americas Holding, Inc.が、Rigaku do Brasil Ltda.(現 連結子会社)に出資完了し、
中南米営業部門を移管

【最新IPOコラム】