IPOコラム

小野谷機工(おのだにきこう)株式会社 TOKYO PRO Market(東京プロマーケット)新規上場申請を公表

福井県に本社を置く小野谷機工(おのだにきこう)株式会社のTOKYO PRO Market(東京プロマーケット)への上場が、2024年6月7日に公表されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  小野谷機工(おのだにきこう)株式会社
【代表取締役社長】宇田公郎
【社員数】299人(連結)
【事業内容】タイヤサービス機器事業
(タイヤ交換機器や再生タイヤ製造機械等の開発・製造・販売)
及びタイヤ製造販売事業
(再生タイヤの製造・販売、廃タイヤのリサイクル、タイヤの小売)   
【HP】https://www.onodani.co.jp/
【上場公表日】2024年6月7日
【上場予定日】2024年7月11日
【上場市場】TOKYO PRO Market
【業績】2023年8月期(連結)
 売上高7,092,419千円
 経常利益324,458千円
【J-Adviser】株式会社日本M&Aセンター
【監査法人】清稜監査法人

【特徴】
連結子会社2社の計3社から構成されており、タイヤサービス機器、環境機器の開発・製造・販売の業務を日本国内で一貫して行っている「タイヤサービス機器事業」、リトレッドタイヤの製造・販売、廃タイヤのリサイクル、タイヤの小売を業務とする「タイヤ製造販売事業」を行っております。

製品の値上げを行い、顧客のニーズの変化や困り事に応えるソリューション活動による付加価値商品をはじめとして、好調な売上を確保した結果、直前期である2023年8月期の売上高は7,092,419千円(前年同期比11.1%増)、営業利益は280,683千円(前年同期比4.8%増)、経常利益は324,458千円(前年同期比2.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は268,099千円(前年同期比37.6%増)となりました。


【株主構成】

株主構成としては、取締役である三村健二氏が70.35%、代表取締役社長である三村昌之氏が29.56%、監査役である平山勝康氏が0.59%となっております。

なお、ストックオプション制度は採用しておりません。

【沿革】

1947年11月  「小野谷屋車両店」を個人創業
1961年10月福井県武生市(現 越前市)本多町にて株式会社小野谷屋を設立
1963年10月タイヤ卸売業の福井ビーエス販売株式会社を設立し、ブリヂストンタイヤ福井県総販売代理店になる
1967年5月北陸リトレッドタイヤ工業株式会社を設立
1968年9月株式会社ブリヂストンタイヤの全国の卸売会社を直営化する方針に従って、福井ビーエス販売株式会社の
株式持分の全てを株式会社ブリヂストンタイヤへ譲渡
1971年11月株式会社小野谷屋よりタイヤサービス機械開発製造部門を分離し、小野谷機工株式会社を設立
1973年4月北陸リトレッドタイヤ工業株式会社が第2工場を新設し、「ホットリキャップ方式」設備機械を導入
1983年6月北陸リトレッドタイヤ工業株式会社が「プレキュア方式」の新設備を導入
1986年7月北陸リトレッドタイヤ工業株式会社を北陸リトレッド株式会社に商号変更
米国バンダグ社と契約し、高品質の「プレキュア方式」製造設備を導入するタイヤ館を経営
株式会社ブリヂストンショップ福井をブリヂストンタイヤ北陸販売株式会社から35%出資を受けて設立
2002年10月創業家が出資し、有限会社オノダニサービスをサービス機器・環境機器の販売目的に設立
2004年8月創業者の保有する当社株式(16,404株)を、有限会社オノダニサービスへ譲渡して、
同社が小野谷機工株式会社の筆頭株主になる
2005年8月小野谷機工株式会社が、創業家が保有する北陸リトレッド株式会社の全株式を買い取りし、
小野谷機工株式会社の100%子会社になる
2007年8月北陸リトレッド株式会社が隣地工場土地建物を買収し、本社工場を拡張しプレキュア方式工場を移転
車検を行うタイヤセールス車検センターを開設
福井市大和田のタイヤセールス福井北店内でタイヤ販売のネット事業を開始(2014年に福井市別所町へ拠点設置)
2022年5月北陸リトレッド株式会社が、株式会社ブリヂストンショップ福井の株式持分65%を創業家から譲受し、子会社化
2022年7月小野谷機工株式会社が、持株会社の有限会社オノダニサービスを吸収合併

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