IPOコラム

クオリプス株式会社 IPO(新規上場)承認

クオリプス株式会社のグロース市場への上場が、2023年5月23日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】   クオリプス株式会社
【代表取締役社長】 草薙尊之
【社員数】43人(単体)
【事業内容】再生医療等製品、特定細胞加工物の研究、開発、製造、販売
再生医療等製品、特定細胞加工物に係る受託開発製造サービス及びコンサルティング業務 
【HP】https://cuorips.co.jp/
【上場承認日】2023年5月23日
【上場予定日】2023年6月27日
【上場市場】グロース市場
【業績】2022年3月期(単体)
 売上高13,913千円
 経常損失(△)△373,140千円
【主幹事証券】野村證券株式会社
【監査法人】有限責任あずさ監査法人

【特徴】
ヒトiPS細胞由来の再生医療製品の開発・商業化および独自の商業用細胞培養加工施設「CLiC-1」を使用した製造開発受託事業を展開しております。

ヒトiPS細胞由来心筋細胞の製造・品質管理技術とノウハウを活用し、プロセス開発から細胞加工物の製造・品質管理までワンストップで行える「ラボ一体型」のCLiC-1を活用して、さまざまな細胞加工物に対する製造開発受託事業(CDMO事業)を提供した結果、直前期である2022年3月期は売上高が13百万円(前期は220千円)、経常損失が373百万円(前期は295百万円の経常損失)、当期純損失が375百万円(前期は307百万円の純損失)となっております。

【株主構成】

株主構成としては、その他の関係会社である第一三共株式会社が15.75%、イノベーション京都2016投資事業有限責任組合が9.13%、テルモ株式会社が8.35%、大幸薬品株式会社が7.87%、SBI Ventures Two株式会社が7.87%、JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合が7.87%、取締役最高技術責任者である澤芳樹氏が7.22%、ジャフコSV6投資事業有限責任組合が6.30%、三菱商事株式会社が4.30%、京大ベンチャーNVCC2号投資事業有限責任組合が3.40%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去4回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2017年3月               国立大学法人大阪大学(以下「大阪大学」)の発明(主に再生医療)を実用化・事業化する目的で設立された株式会社セルキューブが、ヒトiPS細胞由来心筋細胞シートの事業化のために、神奈川県横浜市西区において株式会社Cuore(現クオリプス株式会社)を創業・設立
2017年6月商号をクオリプス株式会社に変更
2017年9月ヒトiPS細胞由来心筋細胞シートの製造販売承認の取得を目的として第一三共株式会社と共同研究開発契約締結
2018年2月大阪大学吹田キャンパス内に研究施設(共同研究講座)を開設(当社阪大ラボ)
2021年12月株式会社 VC Cell Therapy と治験再生医療等製品の製造及び品質管理に関する契約を締結
2022年4月カノンキュア株式会社と技術支援等に係る契約を締結
2022年4月朝日インテック株式会社と共同研究開発契約を締結

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