IPOコラム

楽天銀行株式会社 IPO(新規上場)承認

楽天銀行株式会社のプライム市場への上場が、2023年3月22日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  楽天銀行株式会社
【代表取締役】 永井啓之
【社員数】925人(連結)
【事業内容】インターネット銀行  
【HP】https://www.rakuten-bank.co.jp/
【上場承認日】2023年3月22日
【上場予定日】2023年4月21日
【上場市場】プライム市場
【業績】2022年3月期(連結)
 連結経常収益106,026百万円
 連結経常利益27,909百万円
【主幹事証券】大和証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
【監査法人】EY新日本有限責任監査法人

【特徴】
楽天グループ株式会社が100%出資するインターネットを活用した銀行であり、連結子会社23社及び非連結子会社4社との計28社で構成されております。

日本では、個人・法人に対して、台湾では個人に対して、銀行サービス及びこれに付随する金融サービスを提供しています。

社会のデジタルシフトを背景に「時間と場所を選ばずに銀行取引が可能なスマートフォンアプリ等を活用したインターネットバンキング需要」が高まった結果、直前期である2022年3月期は、連結経常収益が106,026百万円(前年同期比2.5%増)、連結経常利益が27,909百万円(前年同期比1.1%増)、当期純利益が20,039百万円(前年同期比3.6%増)となっております。

【株主構成】

株主構成としては、親会社である楽天グループ株式会社が100%となっております。

またストックオプション制度は採用しておりません。

【沿革】

2000年1月東京都千代田区に銀行の設立を目的として、
日本電子決済企画株式会社を資本金4億円で設立       
2001年3月銀行業の免許取得に係る予備審査を申請
2001年6月銀行免許予備審査終了、商号を「イーバンク銀行株式会社」へ変更
2001年7月銀行業の免許(金監第3912号)を取得し開業
2008年9月楽天株式会社(現 楽天グループ株式会社)と資本・業務提携契約を締結し、
同社に対する第三者割当増資を実施
2009年9月楽天株式会社がイーバンク銀行株式会社の主要株主認可を取得し、親会社となる
2009年4月楽天クレジット株式会社が運営するカードローン事業の一部を承継し、
個人向けカードローン業務を開始
2009年5月楽天モーゲージ株式会社が楽天銀行株式会社の100%子会社となる
2010年5月楽天株式会社による楽天銀行株式会社株式公開買付けの実施
商号を「楽天銀行株式会社」へ変更
2010年10月楽天株式会社との株式交換により、同社の完全子会社となる
2013年1月国内籍投資信託の販売事業を楽天証券株式会社へ承継
2014年9月トランスバリュー信託株式会社(現 楽天信託株式会社)を完全子会社化
2016年7月楽天証券株式会社と銀行代理業務に関する提携開始
2016年11月楽天生命保険株式会社と銀行代理業務に関する提携開始
2019年4月楽天グループにおける会社分割による組織再編に伴い、
楽天カード株式会社が楽天銀行株式会社の主要株主認可を取得し、
楽天株式会社より楽天銀行株式会社の株式を承継し、楽天銀行株式会社の親会社となる
2019年6月楽天損害保険株式会社と銀行代理業務に関する提携開始
2019年10月楽天カード株式会社と銀行代理業務に関する提携開始
2019年11月株式会社大垣共立銀行と銀行代理業務に関する提携開始
2021年12月株式会社西日本シティ銀行と銀行代理業務に関する提携開始
2022年4月楽天カード株式会社が楽天グループ株式会社に対して、
楽天銀行株式会社株式の現物配当を実施し、楽天グループ株式会社が楽天銀行株式会社の親会社となる
2022年6月株式会社And Doホールディングスと銀行代理業務に関する提携開始
2023年1月第一生命保険株式会社と銀行代理業務に関する提携開始

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