IPOコラム

株式会社jig.jp(ジグジェイピー) IPO(新規上場)承認

福井県鯖江市に本店を置く株式会社 jig.jp(ジグジェイピー)のグロース市場への上場が、2022年11月17日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  株式会社jig.jp(ジグジェイピー)
【代表取締役社長】占部 哲之
【社員数】59人(連結)
【事業内容】・ライブ配信事業「ふわっち」を中心とした一般消費者向け関連事業
・自治体向け・企業向け関連事業
【HP】https://www.jig.jp/
【上場公表日】2022年11月17日
【上場予定日】2022年12月22日
【上場市場】グロース市場
【業績】2022年3月期 (連結)
 売上高8,984,223千円
 経常損失253,709千円
【主幹事証券】SMBC日興証券株式会社
【監査法人】太陽有限責任監査法人

【特徴】

福井県鯖江市に本店を置く株式会社jig.jpは、連結子会社2社(株式会社A Inc.及び株式会社B Inc.)の計3社で構成されております。

一般消費者向けにライブ配信サービス「ふわっち」を提供するライブ配信事業、フィーチャーフォン向けフルブラウザアプリ「jigブラウザ」を提供するブラウザ事業、その他事業としてTwitterクライアント事業を展開しております。また、自治体向け・企業向けにプログラミング専用こどもパソコン「IchigoJam」を提供するこどもパソコン事業、自治体向けに「オープンデータプラットフォーム」を提供するオープンデータプラットフォーム事業を展開しております。日本におけるライブ配信市場は、市場規模の成長により競争が激化するなか、ライブ配信事業の「ふわっち」は新機能の提供を通じてユーザーへの利便性や満足度を高めつつ、新たなイベントの開催を通じてユーザーを飽きさせない施策を定期的に実施し、加えて積極的なマスメディアでの広告を投下した結果、直前期である2022年3月期は、売上高は89億84百万円(前期は67億円)、経常損失は2億53百万円(前期は経常利益66百万円)、当期純損失は2億15百万円(前期は当期純利益2億27百万円)となっております。

【株主構成】

主要株主は、取締役会長である福野泰介氏が23.35%、インキュベイトキャピタル5号投資事業有限責任組合が22.95%、取締役である赤浦徹氏が11.83%、取締役である岸周平氏が11.54%、代表取締役である占部哲之氏が1.40%、取締役である渡邉安弘氏が0.08%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去7回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2003年5月東京都新宿区において、資本金10百万円で当社設立
2004年10月 ダウンロード可能な携帯電話向けフルブラウザ「jigブラウザ」提供開始
2010年5月携帯電話向けTwitterクライアント「jigtwi」提供開始
2013年6月福井県鯖江市に本店移転
2014年4月プログラミング専用こどもパソコン「IchigoJam」提供開始
2014年6月行政向けオープンデータ化支援サービス「オープンデータプラットフォーム」提供開始
2015年9月動画・ラジオでの生配信アプリ「ふわっち」提供開始
2016年4月株式会社A Inc.の全株式を取得し、子会社化
2016年5月株式会社appwindow(現:株式会社B Inc.)設立
2017年1月株式会社appwindowの社名を株式会社B Inc.に変更
2017年3月株式会社A Inc.に対し一般消費者向け関連の一部(「ふわっち」等)を事業譲渡
2017年3月株式会社B Inc.に対し自治体向け・企業向け関連の一部(「オープンデータプラットフォーム」、「IchigoJam」等)を事業譲渡
2022年8月福井県鯖江市に自社ビルを建設し、本店移転

【最新IPOコラム】