IPOコラム

note(ノート)株式会社 IPO(新規上場)承認

note(ノート)株式会社のグロース市場への上場が、2022年11月17日に承認されましたので、概要などをまとめました。

【会社名】  note(ノート)株式会社
【代表取締役社長】加藤 貞顕
【社員数】151人(単体)
【事業内容】CtoCメディアプラットフォーム「note」、メディアSaaS「note pro」の運営
【HP】https://note.com/
【上場公表日】2022年11月17日
【上場予定日】2022年12月21日
【上場市場】グロース市場
【業績】2021年11月期 (単体)
 売上高1,884,149千円
 経常損失433,474千円
【主幹事証券】大和証券株式会社
【監査法人】EY新日本有限責任監査法人

【特徴】

note株式会社は、クリエイターが文章やマンガ、写真、音声、動画等のコンテンツを自由に投稿・販売することができ、ユ ーザーはそのコンテンツを楽しんで応援・購読できるメディアプラットフォーム「note」の運営を主要な事業として おります。

新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインコンテンツの消費時間が増加した影響を受けてユーザー数が増加したものの、自社サービスを拡大するため人材採用やプロダクトの開発コストが先行した結果、直前期である2021年11月期は、売上高が18億84百万円(前期は15億23百万円)、経常損失が4億33百万円(前期は2億70百万円)、当期純損失が4億36百万円(前期は3億52百万円)となっております。

【株主構成】

主要株主は、代表取締役である加藤貞顕氏が34.87%、フェムトグロースキャピタル投資事業有限責任組合が11.15%、株式会社日本経済新聞社が6.07%、取締役CTOである今雄一氏が0.98%、取締役CFOである鹿島幸裕氏が0.92%となっております。

またストックオプション制度を採用しており、過去13回の新株予約権を発行しております。

【沿革】

2011年12月     クリエイターが創作したデジタルコンテンツを配信するプラットフォームの開発・運営を目的として、東京都渋谷区渋谷において、株式会社ピースオブケイク(現 note株式会社)を設立
2012年9月 クリエイターと読者をつなぐコンテンツ配信サイト「cakes」を開始(2022年8月にサービス終了)
2014年4月CtoC×課金の仕組みでクリエイターをエンパワーメントする、CtoCメディアプラットフォーム 「note」を開始
2017年12月スマートフォンサイズの新書シリーズ「スマート新書」レーベルを開始
2018年4月noteクリエイター支援プログラムを開始
2018年7月株式会社日本経済新聞社と資本業務提携
2018年12月東京都港区北青山に本社移転
2019年3月企業の情報発信を簡単にし、続けやすくするメディアSaaS「note pro」を開始
2019年7月UUUM株式会社と資本業務提携
2019年8月株式会社テレビ東京ホールディングスと資本業務提携
2020年4月note株式会社に社名を変更
2020年6月東京都渋谷区神宮前にイベントスペース「note place」開設

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