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IPOコラム
株式会社FIXER(フィクサー) IPO(新規上場)承認
株式会社FIXER(フィクサー)のグロース市場への上場が、2022年9月1日に承認されましたので、概要などをまとめました。
【会社名】:株式会社FIXER(フィクサー)
【代表取締役社長】: 松岡 清一
【社員数】:147人(単体)
【事業内容】:クラウド環境で動作するシステム開発、クラウド環境の設計や運用・
保守、監視サービス等
【HP】:https://www.fixer.co.jp/
【上場承認日】:2022年9月1日
【上場予定日】:2022年10月6日
【上場市場】:グロース市場
【業績】:
2021年8月期(単体)
売上高:3,606,449千円
経常利益:314,888千円
【主幹事証券】:野村證券株式会社
【監査法人】: 太陽有限責任監査法人
【特徴】
株式会社FIXERは、クラウドに特化して情報システムの設計・構築・運用等の全工程を一貫して請け負うクラウドインテグレータ事業を行っております。事業の特徴的な点としては、広く一般のユーザーや企業向けにクラウドサービス環境を提供する「パブリッククラウド」上に、顧客企業のデジタルマーケティングやWeb制作支援や、クラウドならではの可用性・拡張性が活かせる高負荷なWebサイトの構築の導入を行っている点です。
上記で培った知見を活かし、より負荷が高い動画配信やソーシャルゲーム配信の基盤に事業を拡大し、2013年頃には大手飲料メーカーのコマーシャル動画配信基盤や、大手ゲーム会社のモバイル端末向けゲームタイトルなど、大規模コンテンツ配信案件にパブリッククラウドの適用範囲を拡大しております。
また、Microsoftが提供するパブリッククラウド「Microsoft Azure」の導入実績を積み上げた結果、Microsoft米国本社からもその実績を高く評価され、2015年にはMicrosoft Azureの販社資格を国内第1号として認定を受けております(制度設立の2015年7月で、世界で26社のうちの1社)。
上記の取り組みの結果、直前期である2021年8月期は、売上高が36億6百万円、経常利益が3億14百万円、当期純利益が1億96百万円となっております。
今後はクラウドインテグレーションを起点として、マネージドサービスやSaaSのサービス展開も進めており、クラウドインテグレータにとらわれない、さらなる事業展開を企図しております。
なお、本田泰章氏は、過去に野村證券株式会社を経て株式会社FIXERの常勤監査役に就任しております。
【株主構成】
主要株主は、代表取締役である松岡清一氏が66.47%、松岡清一氏の資産管理会社である株式会社mamが4.42%、株式会社SMBC信託銀行 (特定運用金外信託未来創生2号ファンド) が3.70%となっております。
またストックオプション制度を採用しており、過去2回の新株予約権を発行しております。
【沿革】
2008年9月 株式会社FIXERを設立
2015年7月 Microsoft米国本社よりMicrosoft Azure Cloud Solution Provider(CSP)制度設立
時のパートナーとして認定 (日本国内における設立時のパートナーは
株式会社FIXERのみ)
2019年7月 Microsoft Azureのマネージドサービスを提供するパートナーの最高位認定
「Azure Expert MSP」を取得し、更新審査を経て現在まで継続
2019年9月 株式会社FIXERが開発したクラウドによるインターネットバンキングサービス
「北國クラウドバンキング」が稼働開始
2019年11月 株式会社北國銀行がシステム開発力の向上を目的として設立した
株式会社デジタルバリューに共同出資
2020年2月 未来創生2号ファンド、株式会社北國銀行から11億9,934万円の資金を調達
2020年5月 三重県四日市市と「高度IT人材育成にかかる連携協定」を締結
2021年3月 三重県四日市市と「LINEを活用した行政サービス提供事業に関する連携協定
」を締結
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